映画は観客こそが主役―『ぴあ映画初日満足度調査』中の人に聞いてきた
これまでも、これからも「ありがとうございます」
―調査隊って、ぴあの中でも特に読者に近い存在ですよね。
阿草
そうなんですよね。顔が見えて、直接声も聴けるので、文章だけでみていると「面白かった」と書かれても、どう面白かったのかの熱量が伝わらない場合もあるんです。現場の調査隊しか分からないというのはありますが、編集にとっても、実際のユーザーの感情が調査隊から感じ取ることが出来るというのは、続けているポイントではあるかもしれませんね。
―ぴあ映画生活のサイト全体にも、その声が活かされているということですね。
阿草
私たちのような会社にいると思うことですが、映画業界って“業界”を意識しがちだなってところがあるんです。けれど、映画ってお金を払ってみるお客様のものだと思うんです。つまり「お客様こそが主役」だと。だから、お客様の視点を常々持っていかないといけないなと感じています。熱量が伝わる“生の声”を聴ける満足度調査の活動は意義があると思っています。
―最後に調査隊として、アンケート協力してくれるみなさんへ一言お願いします。
藤原
観た余韻に浸っている中で、突然アンケートを求めるのは大変心苦しく「お邪魔して申し訳ありません…」と思いながらお声がけをしています。それでもこころよく答えてくださっている方がいることで、映画ファンの生の声を届けることができています。これまでも、そしてこれからも「本当にありがとうございます」それにつきます。
「はじめに遊びがあった」に込められた読者目線の存在
東京都内にある下宿の一室で、創業者である矢内廣社長たちが仲間たちと考え、産みだした「ぴあ」という存在。
「はじめに遊びがあった」という同社の企業理念を原点に、映画好きな人間が「遊び」を楽しむためにはどんな情報が必要なのか?それを常に考え、サービスの開発、向上をはかっている。今回のインタビューを通して、それを直に感じることができた。
ぴあの創刊号の編集後記に綴られた「私たちは見たいものは見たいのです。聞きたいものは聞きたいのです」という言葉は、今も脈々と受け継がれている。
ぴあ映画初日満足度調査@ぴあ映画生活
取材協力:ぴあ株式会社
(取材・文/黒宮丈治)
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