映画を撮れないのは苦しいけど、くだらねぇ映画なら撮りたくない!『クズとブスとゲス』初日舞台挨拶



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一方、本作が初めての本格映画出演となった岩田さん。
「映画のオーディションを受けたのも初めてでした。撮影中は、映画の現場はこういうものかと思っていたのですが。皆さんから聞いたら違うみたいで(笑)。スタッフが男衆で、士気の高い現場でした」と、なかなか肝のすわった女優魂を披露。
すると奥田監督、「男臭…。臭かった?」と、言葉少なにヒロインをからかう一幕も。
一見コワモテですが、とてもナイーブでチャーミングな方なんですよね〜。
奥田監督の茶目っ気に、会場の雰囲気も和みました。


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フォトセッション終了後、本日残念ながら欠席となったしまった板橋さんと電話をつなぎ、奥田監督とトークするといったサプライズも。
「体調不良で出席出来ず、すみません。来ていただいた皆さん、ありがとうございました」と、電話の向こうで恐縮気味の板橋さん。
早く元気になって下さいっ!


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最後に「とても個人的な映画です。口当たりは悪いしイビツですが、暴力の先にあるものを感じ取って、共感してもらえたなら嬉しいです」と締めくくった、奥田監督。

実は私、『東京プレイボーイクラブ』の初日舞台挨拶でも司会を務めました。
その当時「才能のあるスゴイ監督が出てきたな」と驚き、それから奥田監督の次回作をずっと心待ちにしていました。
『東京プレイボーイクラブ』以降、映画を撮りたくても撮れない環境の中で鬱状態に陥り、精神が不安定な状態が続いたこともあったとか。
本作で彼が演じた“スキンヘッドの男”は、まさに奥田庸介そのもの。
映画を見ているとヒリヒリと心が痛くなるのですが、非情なまでの暴力描写の向こう側には奥田監督が持つ“優しさ”と“捨てきれない希望”があるように、私には感じました。
8月からは早くも次回作の撮影がスタートするという奥田監督。
これからも、自らのスタイルを追求したハジけた作品を期待しています。




それではまた次回、お会いしましょう。

お相手は、八雲ふみねでした。




サブ1


クズとブスとゲス
2016年7月30日から渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本:奥田庸介
出演:板橋俊谷、岩田恵里、奥田庸介、大西能彰、カトウシンスケ、芦川誠 ほか
©︎2015 映画蛮族


 

八雲ふみね fumine yakumo


八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。

八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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