2018年10月28日

乃木坂46 能條愛未、『悪の教典』を楽しむ

乃木坂46 能條愛未、『悪の教典』を楽しむ



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今週の「乃木坂週刊映画」は、2012年に公開された映画『悪の教典』について。暴力的描写もあり見る人を選ぶ本作を、能條さんはどのようにご覧になられたのでしょうか。

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■『悪の教典』概要


悪の教典


「黒い家」「青の炎」などで知られる貴志祐介のベストセラー小説を実写化したサスペンス。生徒に慕われる高校教師でありながら、自身の目的のためなら殺人もいとわない狂気の男が繰り広げる凶行の数々を息詰まるタッチで描く。『海猿』シリーズの伊藤英明が、同シリーズとは打って変わって究極の悪人を怪演。『ヒミズ』でベネチア国際映画祭新人俳優賞を受賞した二階堂ふみと染谷将太、『バッテリー』の林遣都らが共演。『クローズZERO』シリーズの三池崇史がメガホンを取り、鮮烈なバイオレンス描写を随所でさく裂させている。

ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤英明)。生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害者であった。学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては校内での地位を強固なものにしていく蓮実。しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってしまう。それを隠そうと悩んだ彼が導き出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。

■暴力的なのは知っていて鑑賞した


R15指定作品で、暴力的な描写もあるというのは聞いていたのでわかった上で鑑賞しました。

伊藤英明さん演じる高校の先生がサイコパスなのですが…サイコパスの映画は好きですね。何か語弊が出ちゃうかもなんですが、現実的ではない映画ならではの世界観やサイコパスの演技というものに惹かれました。

この作品は同級生の松岡茉優ちゃんが生徒役で出てるんです。なので、作品として楽しみながら知り合いが出てるという意味での楽しさも感じながら見ることができました。

何かを学ぶとか、ただエンターテイメントとして楽しむという映画では無いと思うのですが、映画ならではの暴力的でサイコパスな世界観を旅した気分になりました。



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■今振り返ると豪華な生徒たちが出演!


伊藤英明さんの演技の素晴らしさは後ほどお話するとして、生徒役の俳優さんたちが今振り返ると凄く豪華なんです。

二階堂ふみさん、染谷将太さん、林遣都さん、浅香航大さん、岸井ゆきのさん、山崎紘菜さん、そして松岡茉優ちゃんと。

『悪の教典』に限らずなんですが、学園映画や学園ドラマの生徒さんたちの中には未来の名俳優さんたちが必ずいると思うんです。

他の学園映画もそういう視点で改めて今後見てみようかなと思いました。



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■サイコパスの演技はとにかく深い!


サイコパスは現実でいたら困ってしまいますが、演技として見ると凄く奥深いんです。

サイコパスって常に狂っているというのとは違うんです。普段は頭が良くてすごく冷静で、むしろ普通の人だったり優しい人だったり。

伊藤英明さんが演じられたのもそういった役で、普段は凄く優しい先生。しかし裏の顔があって、サイコパスになってる時も表情は変えずでむしろ無感情というかそんな感じなんです。

狂う=暴れるような演技ではないんだなと。

そのギャップと言うか、それだからこその恐ろしさと言うか、それがとても勉強になりました。



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演技のお仕事はこれからも頑張っていきたいので、いつか自分も想像を超えた驚きの演技をしてみたいなと思いましたね。

悪役的な演技って本当に奥が深くて、ただ恐ろしければいいとか、狂ってればいいとかではないんですね。

演技から溢れ出る常人でない狂気感や理解出来なさなど、演技は本当に奥深いです。そんな視点からもこの映画、是非楽しんでみてください。

(取材・構成:柳下修平/撮影:MAKOTO TSURUTA

能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)





能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー

月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。

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