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2021年03月14日

「書けないッ!?」全8話のあらすじ&感想 | 美しき大団円!脚本家として一皮も二皮もむけた吉丸圭佑

「書けないッ!?」全8話のあらすじ&感想 | 美しき大団円!脚本家として一皮も二皮もむけた吉丸圭佑



第2話あらすじ&感想

第2話あらすじ



ゴールデンタイムの連続ドラマのメインライターに抜てきされた脚本家兼主夫・吉丸圭佑(生田斗真)は、『富豪教師』というタイトルで人気俳優・八神隼人(岡田将生)主演作の執筆を始める。第1話の締め切りまで時間がなく、追い詰められた圭佑は突然現れたスキンヘッドの男(浜野謙太)に失敗を予言されるという妄想に取りつかれ大パニック! そんな圭佑の姿を見た妻でベストセラー作家の妻・奈美(吉瀬美智子)は、口述筆記での手伝いを申し出る。

しかし、それを知った奈美の秘書・秦野ゆかり(野村麻純)は、小説執筆のさまたげになると猛抗議! また、家事を手伝うはめになった娘の絵里花(山田杏奈)や息子の空(潤浩)も不満タラタラ…。一方、吉丸家にやって来た空の家庭教師・仙川俊也(菊池風磨)は、夕飯作りを手伝いながら気になる絵里花とおしゃべりができて、ひとり有頂天…と、なんだかんだ言いながらもフォローしてくれた家族&仙川のおかげで、圭佑はなんとか第1稿を書き上げる。

完成した脚本を手にいざ東西テレビへ向かった圭佑だが、プロデューサー・東海林光夫(北村有起哉)、監督・角隆史(小池徹平)、アシスタントプロデューサー・松尾めぐみ(長井短)の「予想より面白い」という感想にホッとする間もなく、翌日締め切りという鬼のスケジュールで修正を指示されてしまう。さらに如月翔(小越勇輝)という将来有望な若手脚本家が第2話から執筆に加わると告げられて…?

なんだかモヤモヤした気持ちのまま帰宅した圭佑が、洗面台で顔を洗っていると、突然浴室からスキンヘッドの男が! 男はパニックになる圭佑の痛いところをようしゃなく突いてくる…。
 心身共にギリギリの状態でようやく第1話の脚本は大詰め、ドラマの撮影に向けて動き出そうとしたその時! 八神の思いつきによって、圭佑は大きな修正を強いられることになり…?

第2話の感想

なぜ圭佑はこれまでの経験が浅いにも関わらず、急なピンチヒッターを受けてしまったのだろう?いくら他に人がいない&スケジュールに余裕がないという条件下であっても、これほどのハードな仕事は自分だけじゃなく周りにも影響が出るのでは……。

1話を観た段階での懸念が、さっそく浮き彫りになる2話であった。

「断るって選択肢はなかったんだよ」と眉間に皺を寄せながら苦しそうに告げる圭佑はかっこいい。これまで目立つ仕事はしてこなかった圭佑だが、曲がりなりにも肩書は脚本家なのだ。すっかり売れっ子小説家である奈美に頼り切りの生活になっていたが、夫であり父である自分が経済的におんぶにだっこでは……と居たたまれなく思う瞬間も、これまでにあったのだろう。作中では描かれていなくとも、過去の逡巡があらわれた台詞のように感じた。

ハードな連ドラ脚本執筆。身体だけではなく心理的にも影響が及びはじめる。浜野謙太演じる通称”つるつる頭”は、ものづくりに悩む&締切に追われがちなクリエイター業にとって、姿形は違えども覚えのある妄想なのではないか。

「書けるのか?」「俺は本当に書けるのか?」ーー時には自分で自分を追い込み、首を絞めてしまう圭佑。仕事とはどんな業界も理不尽なものである。怪しい心理カウンセラーが「つるつる頭はあなたの応援団になってくれます」と仰々しく言っているが、果たして味方になってくれる日は訪れるのだろうか。

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