「書けないッ!?」全8話のあらすじ&感想 | 美しき大団円!脚本家として一皮も二皮もむけた吉丸圭佑
第3話あらすじ&感想
第3話あらすじ
4月期の連続ドラマ『富豪教師Q』の第2話を執筆するはずだった若手脚本家・如月翔(小越勇輝)が降板。東西テレビのプロデューサー・東海林光夫(北村有起哉)から、大至急2話も書くよう連絡を受けた吉丸圭佑(生田斗真)は、がく然…。そんな圭佑の前に、またもや不敵に笑うスキンヘッドの男(浜野謙太)が現れて…。
メンタルクリニックの医師・米虫憲治郎(矢柴俊博)に言われたとおり、スキンヘッドの男を受け入れようと試みた圭佑だが、事態は悪化。米虫に、ベストセラー作家の妻・奈美(吉瀬美智子)や、娘・絵里花(山田杏奈)、息子・空(潤浩)までツルツルになってしまったと訴える。取り乱す圭佑に、米虫は「次にツルツル男が現れたら戦いましょう!」と提案するのだが…?
締め切りが迫る中、如月が書いた第1稿を手直ししてとにかく第2話を完成させようと焦る圭佑の前で、突然奈美が倒れてしまう…! 病院に駆けつけた義父・篠田重幸(小野武彦)や、奈美の秘書・秦野ゆかり(野村麻純)から、なぜこんなことになったのかと激しく責め立てられた圭佑は、今後は奈美に頼らず一人で脚本を書くことを決意する。しかし、いざパソコンに向かうと再びスキンヘッドの男が現れてしまい…?
そんな中、吉丸家にやって来た空の家庭教師で絵里花に恋する大学生・仙川俊也(菊池風磨)は、圭佑らに“ある”提案をするのだが…?
第3話感想
圭佑の仕事を手伝いつつ、自分の仕事は夜にやっていたことから寝不足で倒れてしまった妻・奈美。ひとりでは脚本を書けない圭佑は一気に窮地に立たされることになる。浜野謙太演じる通称・つるつる頭の幻想もそのまま改善を見せず、果たして「富豪教師」2話の脚本は無事に書き上がるのだろうか……?病院のベッドで安静にしている奈美。様子を心配する圭佑へそっとおくる励ましの言葉があたたかく響く。「プライドがあったって、才能があったって、現場の人からしたら最後まで投げ出さずに書いてくれる人のほうがありがたいんだから」ーー途中で脚本担当を降りてしまった如月翔へのリスペクトを保ちつつ、夫を立てることも忘れない奈美の妻としての魅力は、このドラマの最高の見せ場でもある。
このドラマを見ていると、理想の夫婦像とは何たるか?を考えさせられる。30分の間にテンポ良く進んでいく展開を追いながら、「共に仕事をし家事をし生活を送る夫婦が、互いに心地よく過ごすためにはどうすればいいのか?」を学べるドラマ。仕事もしたいけど家庭もしっかり切り盛りしたいと望む「妻」であり「母」である女性に、とくにおすすめしたい作品だ。
奈美のいない中、なんとか第2話の脚本も無事に完成し、圭佑の悩みの種だった”つるつる頭”にも勝利した。今後もスムーズに脚本が仕上がり、「富豪教師」が大団円を迎えられることを祈るが、次回も一波乱起こりそうである。
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