ドラマ「アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~」全8話のあらすじ&感想|香取の刑事役にドはまりの「アノニマスロス」が続出!シリーズ化希望の声が殺到!
第5話あらすじ&感想
第5話あらすじ
指対室に、大人気動画配信者さわてぃ(橋本淳)から依頼が。SNSでの誹謗中傷が1カ月前に突然増加し、ついに「死んで詫びろ」という脅迫が届き怖くなったという。
その脅迫行為が晒されて大バッシングを浴びることになった星野秀一(萩原利久)は、現実世界はもちろん、ネットの世界でも居場所を失ってしまう。しかし、星野を知る司書の山名栞(鞘師里保)は星野のことをいい人だと言う。さわてぃも何かを隠しているようで…。
万丞(香取慎吾)と咲良(関水渚)は、星野の説得を試みるが最後の望みの綱も絶たれた星野は最悪の選択をとることに…。
第5話感想
これまでいくつものネット犯罪に関わってきた警視庁指殺人対策室、通称”指対”。
今回は、「さわてぃちゃんねる」で人気を博している、さわてぃ(橋本淳)がSNSで誹謗中傷に悩まされていると、万丞(香取慎吾)や碓氷(関水渚)らが所属する指対に相談するところからはじまった。
近年、有名人に対するSNSを介した誹謗中傷は社会問題になっている。
匿名という名の「盾」で言葉の「暴力」を行う加害者。
第5話でもオンラインサロンメンバーの一人、星野秀一(萩原利久)がさわてぃに向けて恐怖を感じさせるような言葉の刃を向けていた。
しかし、調べていくうちに、そもそもはさわてぃが星野に対していじめを行っていたことが判明。
星野は、加害者でもありながら被害者でもあった。
碓氷の単独行動により、さわてぃを怒らせてしまい星野の個人情報の漏洩や指対への誹謗中傷が始まってしまう。
「私のせいだ……」と落ち込む碓氷。
その姿を心配そうに見つめる万丞。
碓氷の過去も明らかに……。
職場で孤立していった友人が碓氷に助けを求めたが、それに応えることができなかった過去があった。
そして、その友人は、自分の目の前で自殺を図ったという。
今回の暴走は、その時に救えなかった気持ちが大きくなりすぎて、空回りしてしまったのだろう。
そんな碓氷に万丞は自分も過去に相棒を救えず、何度も自分を責めたと語った。
「俺もお前と同じだよ。二度と同じ思いをしたくはない」
碓氷を見つめる万丞。
笑顔こそないが、その瞳は優しさで溢れていた。
第5話では加害者の星野を演じた萩原利久と、図書館司書の山名栞を演じた鞘師里保がとてもよい演技を見せてくれた。
孤独で居場所がない青年とその青年を気にかける優しい女性。
みずみずしい二人の演技が視聴者をグッと強くストーリーに引き付けたように思う。
その後も星野の暴走は止まらず、さわてぃに凶器を向けてしまうことに。しかし、結果的には自殺を図ってしまった星野。一命を取り留めた星野に寄り添う山名の心配そうな表情がとても印象的だった。
毎話、碓氷にはハラハラ・イライラさせられるが彼女の存在が万丞に少しずつ変化をもたらせていることがわかる。これまで厳しい目つきが多かった万丞だったが、碓氷や指対のメンバーに対して心を開いてきている。
万丞と倉木。
万丞と碓氷。
万丞にとっては相棒の存在が大きく関わっている。
最終話まで万丞の心の変化にも注目だ。
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