福岡に平成が返ってくる!『ドゲンジャーズ NICE BUDDY』荒川史絵監督インタビュー<後編>
篠宮 いや〜エモいですね。エモいですけど、中村優一さんが出るって早い段階で聞いたんですけど、いつ出んねん!って(笑)。
荒川 あれはもう、中村優一さんが出るまで観てください、っていう。ふふふ。
篠宮 後半も後半でした。
荒川 中村さんと押川さんのエモい芝居を見るだけのために、そこまで観てください!という(笑)。
篠宮 でも、それきっかけで観はじめて、ハマった人も多いと思うんですけどね〜。
荒川 そうだと思います。中村さんも、割と早い時期に撮影にきてくださったんです。それこそ、中村さんも1泊…前泊して撮影して帰ってるんですけど、ちょっとしかいなかったのに、ツイッターとかでも楽しかったって書いてくれてたので。すごくありがたいことでした。
篠宮 伊藤さんが出るのも、本当にすごいんですよね。
荒川 伊藤さんは実は12.5話のときに、グレイトA役で。それこそ12.5話はクラファンでお金を出してくださった方がいてこそできたことなので、ドゲンジャーズを好きな人がお金を出してくれたのに、これといったスペシャルなものがないなぁと。「グレイトAの中身がすげぇ、とかじゃないと申し訳が立たねえだろ」って。伊藤さんも「時間さえあえば行くけど…」って感じだったのを、スケジュール縫うんで、って。日帰り、日帰り、日帰り…って感じで来てもらって。だから、12.5話のスペシャルが伊藤さんです。
篠宮 すごいですよね。だって、もう見れないって普通に思ってましたもん。おっしーさんもそうですけど。
荒川 そうなんですよね。それこそ、今ニチアサに高岩さんがいないじゃないですか。復活しますから。うちのニチ曜アサに(笑)。
篠宮 すげ〜な。早く観てえなぁ! 放送が楽しみです!
【取材後記】
『ドゲンジャーズ』。その熱量とは裏腹に、意外と製作者の裏話や現場のエピソードなどの情報が少なかったりして、たくさん聞きたいことが溜まってる状態での今回のインタビューだったので、聞く側の僕もかなり熱が入ってしまいました。
そして荒川監督がその熱を正面から受け止めて、真摯に答えてくださりました。
聞かないとわからなかったお話も聞かせていただき、至福の時間を過ごさせていただきました。
お話を聞いていて思ったのが『ドゲンジャーズ』はただ単に大きい奇跡を起こしたわけではなくて、小さい奇跡が何度も起こっていて、それが大きい奇跡に繋がったんだなぁということ。
その奇跡の結晶の一つでもあるのが、4月から始まる「ナイスバディ」。
荒川監督が今作でどうやって遊んでいるのか、そしてどんな熱の込め方をしてるのかを拝見できるのが楽しみすぎます。
絶対に見ましょうね。
(インタビュー・取材後記:篠宮暁、文:大谷和美)
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(C)ドゲンジャーズ制作実行委員会