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「キラリュウ」でキャストたちが楽しみにしていたこととは?篠宮暁&「キラメイジャー」プロデューサーズ座談会



篠宮 それに、主題歌とEDが素晴らしかったです。

望月 音楽もですけど、OPの藤林聖子さんの歌詞にインスピレーションを与えられたりしましたね。傷つき、磨きあげるっていうところがいいよなって。

塚田 藤林先生の歌詞の中に作品作りのヒントがある。歌詞の中から、これを撮るぞ!って(笑)。

望月 『宇宙戦隊キュウレンジャー」でもそうでした。すごくヒントになりました。

篠宮 作品を予言していると都市伝説のように言われてますが、お話を歌詞に寄せていくこともあるんですね。

塚田 もちろん双方向なんですけど、こういう番組です、という話を受けて藤林さんが書いてくれた歌詞に、そうそう!これだ!っていうものがある。

望月 僕らがやりたいけど、うまく言葉にできないことを歌詞に入れて、的を射て返してくれる。僕らの中にない言葉で。そういうこと!ありがとうございます!っていう(笑)。

篠宮 そして、ファンはかなり驚いたと思うんですけど、エピソード27「大ピンチランナー」で『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の(真咲)美希さんとなつめちゃんが親子で出てくるじゃないですか。ジャンとかレジェンドが出てくるとキラメイジャーがかすんじゃうけど、ファンをよろこばせつつ、よりキラメイジャーが立つような絶妙なキャスティングだったと思います。

塚田 そうですか(笑)。あれは、美術の打ち合わせで、小道具に「スクラッチ」の商品を使って、わかる人はわかるくらいが楽しくていいかなというのがスタートで。その段階では、コラボ回になることは決まっていなかったんですけど、やったら面白いかなと思って横手さんに連絡して書いてもらいました。そこで「スクラッチ」の社員である、真咲親子に登場してもらうことになりました。



篠宮 過去のスーパー戦隊が関わってくることは、スムーズに?

塚田 まぁいいかなと思って(笑)。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の小道具も使ってますし。

望月 僕らの知らないようなものまで、いっぱい使ってます。

篠宮 それを探しながら見返すのも楽しいですね。また、田口清隆監督の回もかなり驚きました。塚田さんと田口さんは、面識があったんですか?

塚田 面識はなかったんですけど、共通の知人の披露宴でお会いしました。田口監督と一緒にお仕事をしたいなと思っていたので、挨拶に行って「スーパー戦隊とかやってるんですけど、興味ないですか?」と名刺交換してもらって連絡しました。『機動警察パトレイバー』で仕事をしていた関係だと思うんですけど、田口さんの隣に押井守監督もいらして。「(押井さんがいるのに、)僕ですか!?」って言われたんですけど(笑)。「できます」とご連絡いただいてから、調整して後半話(エピソード32「小夜に首ったけ」、33「巨獣パニック大激突!」)に入っていただきました。田口さんに撮ってもらうなら、と佛田特撮監督にもお願いしてロボ回というか、巨大戦がいっぱいある回を作ったんです。僕が『忍風戦隊ハリケンジャー』の担当でついたときに田口さんも佛田さんのところにいたそうで、実はその前に一緒に仕事してたんです(笑)。「せっかくスーパー戦隊をやるなら、他のこともやりたい」と言ってたので、もうひとつのエピソード32は巨大戦がほとんどない流れにして、後編はもう巨大戦ばっかりっていうメリハリを出しました。

篠宮 巨大戦の部分は、何かリクエストを出されてたんですか?それともおまかせで?

塚田 演出に関してはおまかせですけど、打ち合わせをするなかで田口監督からいっぱいアイディアが出て。アイディア出すのも行動が早いのも、坂本浩一監督と似ているなと思いました。なるほどというか。

篠宮 アクションもすごかったんですが、28話「時雨泣き」でプロジェクターゴモリュウのところがあったじゃないですか。タブレットの争奪戦のところはワンカットですか?

塚田 擬似ワンカットですね。アクション監督の福沢博文さんから、そういうのをやりたいっていう話があったんです。福沢さんとは、現場でいろいろお話するので。それこそ全編ワンカットみたいなこともできたらやりたいけど、なかなかできないじゃないですかということで、なるべくそう見えるアクションをやることになり。ヒッチコックの『ロープ』も全シーンワンカットだけど、擬似ワンカットというか、つなぎは当然あるので。でも、僕らもオール(オールラッシュ=荒編集した映像)で見てわからなかったんですよ。コマ送りして、ほんとだ!って。

篠宮 最初何気なく見てて、「あれ、途切れてないぞ?」と、もう一回見たら「ワンカットになってる!?」と思って。

塚田 それは正しい見方ですね。ありがとうございます。

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