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2021年06月06日

エモさ全開の『仮面ライダーセイバー×ゴースト』!工藤美桜さんの演じ分けにも注目

エモさ全開の『仮面ライダーセイバー×ゴースト』!工藤美桜さんの演じ分けにも注目

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会


先日の5月23日、東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて『仮面ライダーセイバー×ゴースト』が配信されました。

二人の仮面ライダーの共闘でいうと“令和ザ・ファーストジェネレーション”とか“MOVIE大戦”がありましたが、連続してない作品のコラボは珍しいなと思いました。(「電王」はしまくってましたが)

しかし両作品とも、脚本を福田卓郎さん、そして高橋一浩さんがプロデューサーを担当しており
まったく別の作品でありながら、どこかうっすら同じ匂いがするなと思ってた節もあり、意外でありながら妙にしっくりくるという不思議、いやこれぞ不可思議。

『仮面ライダーゴースト』は放送中も面白かったですが、放送終了後に見たスピンオフ『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』や、福田卓郎さんが執筆された「ゴースト」の小説「未来への記憶」がとにもかくにも傑作であり、それを踏まえた上で見る「ゴースト」の2周目がさらに面白く感じるという稀有な作品。

そんな「ゴースト」の新作、しかもセイバーとのコラボが見られるというのは、とてもうれしいニュースでした。

そして輪をかけて歓喜したのが、カノン役の工藤美桜さんの出演。

ついこのあいだまで、キラメイジャーの小夜さんとして活躍されていた工藤美桜さんが「ゴースト」にカムバック。

「キラメイジャー」が始まってすぐの頃は「カノンが成長してスーパー戦隊ヒロインになった」と、SNSのあちらこちらで親戚のおっちゃんみたいなことを呟くファンが急増。

そんな工藤美桜さんは、見事に1年間小夜というキャラクターを演じあげた上でのカノン再演。

期間が全然開いてないので、つい小夜さんに見えてしまうかもと少し思いましたが、小夜さんに見えない工藤美桜さんの実力。

これぞエモいと言わず、なんと言いましょうか。

工藤美桜さんがここにきてカノンを演じるのもエモいんですが、監督はファンが見たかったものを汲んでくれるということでよく絶賛される坂本浩一監督ということで(前回の「キラリュウ」の記事の中でも同じこと書いてます)、エモい見所がてんこ盛りの今作。

本編始まって早々に聞こえてくるのは、異常に耳に残るアノ怖い歌。

次の瞬間にはダントンの姿。

そうなんです、時系列的に今作は『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』の後の話として描かれています。

なので、もし見てないのであれば、まずはそちらを。

上堀内佳寿也監督の演出が冴えまくってる名作です。

本編ではできないヘビーな内容に、ガツンとくること間違いなし。

それを経てのカノンなので、ひょっとするとまた別のカノンの可能性もあるのかも。

聡太郎さん演じるジャベルの御成化もエモい。

そして作中ジャベルが手にするアイテムもエモい。

御成おらずとも御成が思い返されます。

でも、何よりもエモいのが、西銘駿さんが今回もタケルを演じてくれたこと。

当たり前と言えば当たり前なんですがあえて言わせてください。

タケルが出るだけで一気にゴーストの世界になるということを。

当時の空気感が蘇る感じがまるでタイムスリップのよう。

ざっと僕のセイバーxゴーストの感想はこんなところです。
後編があるのか、はたまたもっと続くのか。
この組み合わせの世界観をもっと堪能したいので、待ってます。

あとTTFCで『アラン英雄伝』が見られるようになりました。

上堀内佳寿也監督の監督デビュー作品。

空がものすごく綺麗に撮られてるのがすごく好きです。

そして主題歌「TIMELESS BLUE」が名曲すぎてビビります。

アランのバックボーンとのシンクロ率がとんでもなく高く泣きそうになります。

すぐ聴いてみてください。

(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】


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