「ひねくれ女のボッチ飯」第7話レビュー:回らないお寿司と夢について(※ストーリーネタバレあり)
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飯豊まりえ主演で生粋のひねくれ女子を描く「ひねくれ女のボッチ飯」が2021年7月1日深夜1時よりスタート。
※Paraviでは先行配信開始済み。
飯豊まりえが生粋のひねくれ主人公として、誰とも繋がらない孤独の食事「ボッチ飯」を食らう。一人だからこそ美味い飯に集中し、日常を忘れて英気を養う!
本記事では、第7話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「ひねくれ女のボッチ飯」第7話レビュー
バイト先で「つぐみちゃんは夢ないの?」と聞かれ、夢はいくつまで持っていていいのだろう、と考えるつぐみ(飯豊まりえ)。「今の夢は回らないお寿司を食べることかな~」と思いつつ、王子のインスタ更新に気づく。
寝ながら見る方の夢の話から、つぐみが考えていた夢のほうになり、最終的になぜか熱血ノリになる王子のテキスト。毎度情感のこもった下野紘さんのナレーションが良い。
意気揚々と自らカウンターに座るも、王子の投稿した魚の漢字が読めず絶望するつぐみ。頼みたかったハマチがなく、おすすめのヒラマサを食べることに。今回も脳内でグチグチ言う陰キャ感がすごい。
だがおすすめを断り自分でいろいろと頼んでいくうちに、満足感が増していく。完全に王子と同じメニューにしなかったのは初めてだが、自分で選んだものが美味しかったことに、王子とシンクロするとは別の達成感を味わっていた。
お寿司、ほんとに美味しそう~! このご時世になってからお寿司屋さんに行けていないので、焼肉につづきくう、行きたい!! となっていた。大トロ食べたい……。サクラマスなど、食べたことがないネタもあって気になった。
一件圧の強そうな大将だが、客として夫婦できていた同業の友人から店を閉めたこと、同期で夢をかなえてるのはお前だけになったと言われてかけた言葉が印象的だった。
「夢って仕事だけじゃねえだろ。幸せな家庭を築きたいとか、旅行に行きたいとか、大切な人に会いたいとか。そういう、たわいのない夢があってもいいんじゃねぇのか?」
今回のテーマのひとつ、夢への最適解きた!
いい言葉に聞き入るつぐみだが、お客さんの受け売りだと言う。真っ白い大きい手帳を持っていたと聞いて「王子のことだ」と気づくつぐみ。帰り道、今日も2リットルペットボトルから水を飲み、自分を落ち着けるのだった。
最後に食べてた穴子も大きくて魅力的だったな~。
一方、王子の中の人・白石(柄本時生)は辛口の同僚に「夢っていくつまで持ってていいのかな?」と聞いて「キモい」と言われるが、いくつだっていいに決まってるじゃないですかと言われる。この女性、口は悪いけど感覚はとてもまともだ。
次回、もう最終回なのか……! 名残惜しすぎる。もっといろんなお店に行くつぐみが見たかったよ~。まだ王子に会ってないけどあと1話でまとまるのかな。
「ひねくれ女のボッチ飯」第7話ストーリー
つぐみ(飯豊まりえ)のバイト先のコンビニで万引きが発生!犯人は芸人の夢を持つ若者・岡村(夢屋まさる)だった。つぐみは、自分の夢について考え、このままじゃいけないと焦る。その頃、ホワイトホースもインスタで夢にまつわる不思議なポエムを綴っていた。導かれるように向かった寿司店。大将(高橋努)とつぐみの戦い(?)がいざ始まる!そしてつぐみはそこで王子の意外な夢を知ることに!?
(文:ぐみ)
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