2021年09月02日

『くじらびと』レビュー:モリ1本で鯨を捕る人々と大自然との畏怖と敬虔な関係性を描いた、生きとし生けるもの皆必見の秀作!

『くじらびと』レビュー:モリ1本で鯨を捕る人々と大自然との畏怖と敬虔な関係性を描いた、生きとし生けるもの皆必見の秀作!

『くじらびと』作品情報

【あらすじ】
インドネシアの人口1500人の小さな村、ラマレラ村。“太陽の土地”を意味するこの村の住民は、互いの和を最も大切なものとし、自然の恵に感謝の祈りをささげ、言い伝えを守りながら生活をしている。中でも、クジラの銛打ち漁師たちはラマファと呼ばれ、最も尊敬されている。1年間に10頭獲れれば、村人全員が暮らしていける。死と隣り合わせのクジラ漁で、彼らは銛1本で巨大なマッコウクジラに挑む。彼らの姿を見た子供たちは、自分もラマファになりたいと夢見る。ラマレラの人々は、こうして400年間暮らしてきた。2018年、ラマファのベンジャミンが漁の最中に命を落とした。家族も村民も深い悲しみに暮れるが、ベンジャミンの父で舟作りの名人・イグナシウスは、バラバラになりそうな家族の結束の象徴として、伝統の鯨舟を作り直すことを決心する。1年後、彼らの新しい舟は、クジラを目指して大海に漕ぎ出す……。 

【予告編】


【基本情報】
監督:石川梵

撮影:石川梵/山本直洋/宮本麗

エグゼクティブプロデューサー:広井王子

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(C)Bon Ishikawa

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