<眞栄田郷敦>&<賀来賢人>、ギャップが愛おしい二人の魅力|「プロミス・シンデレラ」「TOKYO MER」
<眞栄田郷敦>&<賀来賢人>、ギャップが愛おしい二人の魅力|「プロミス・シンデレラ」「TOKYO MER」
眞栄田郷敦…「プロミス・シンデレラ」壱成役
「プロミス・シンデレラ」より(C)TBS
主人公・早梅(二階堂ふみ)を出会い同居することになるのも、「寝床を提供してやる代わりにゲームをして俺を楽しませろ」といった暇つぶしがきっかけ。このゲームの内容というのがひどい。「水着で買い物に行く」「メイドコスプレで交番の警察官を萌えさせる」「八百屋のおやじに「ハゲ!」と叫ぶ」「セレブパーティーの主役に恥をかかせる」などなど……このラインナップを見たときは正直、性格最悪だなと思った。
「プロミス・シンデレラ」より(C)TBS
第一印象最悪ながら、回を追うごとに魅力が垣間見えた人物でもあった。前情報で「眞栄田郷敦と岩田剛典が兄弟対決」と知り、「ふーん、私は岩ちゃん派だなぁ」と思ったが観ているうちに壱成派になってしまった人、かなり多いのではないだろうか。作者もそのうちの一人だ。それほどに壱成は魅力的な人物だったし、演じている眞栄田郷敦の魅力もたくさん知れた。
不器用な優しさ
「プロミス・シンデレラ」より(C)TBS
早梅が離婚を言い渡してきた夫・正弘(井之脇海)と話をつける回では、家を出てきたがスッキリしない顔の早梅を見て部屋に乗り込む。不倫相手のことをひたすらかばう正弘に怒り「テメーにとってこいつは何だったんだよ!」とぶん殴る。外に出てから涙が出てきてしまった早梅に、憎まれ口を叩きながらティッシュを持ってきてくれるシーンもキュンとする。
自分がつらい思いをしたからか、人の心の機微を察して気遣ってくれるところがある。いやー、たまらん。
心が伝わってくる「目の演技」
「プロミス・シンデレラ」より(C)TBS
今回の役柄で非常に秀逸なのは「目の演技」だ。物語中盤までは、心とは真逆のことを言ってしまうことが多かった壱成。その一言では表せない心情を、目で見事に表現していた。
特に印象的だったのは第5話で早梅が出て行ってしまうシーン。こっそり忍び込んだ早梅と兄・成吾(岩田剛典)の食事。壱成に恋愛感情があるのでは? と成吾に言われた早梅が否定したのを聞いてしまい、帰宅後「最後のゲーム、ここを出ていったら借金チャラ」などと言ってしまう。
「お前がそうしたいならそうしろよ」と言いつつ、傷ついた捨て犬のような目で「行かないで」と訴えていて、見ているこちらが切なくなってしまった。結局早梅が出ていき、傷ついた顔をしていたのも、自業自得とはいえかわいそうな気持ちになった。眞栄田郷敦は目でお芝居できる人なんだな、と印象づけられた。
改心した後のかわいさ、限界突破してしまう
早梅とのやり取りを経て、ここ数話は改心し、ひねくれ発言が消えまっすぐ気持ちを伝えるようになった壱成。もはやツンデレではなくデレだし、繰り出すセリフがいちいちかっこよくて破壊力がえぐい。早梅に見合った男になりたいと、祖母に頼んで夏休みの間、あんなに毛嫌いしていた旅館で働くことにした壱成。着物似合う~! 早梅が嫌がらせされていることを知り仲居たちに聞き込みしたり、空いた時間にいけた生け花が才能にあふれていたり……。仲居たちに大人気なほか、短期でバイトしにきたかわいい女子高生にも惚れられる始末。
一方で、ストレートに夏祭りに誘えず、屋台で対決ゲームにして誘うところはかわいすぎた。仲居からのやっかみを気にして一緒に帰るのを拒否されてショックをうけ、何でだろう? と目を丸くして考えるところもよい。
だが決めるところは決める。夏祭りの後「俺の気持ちははっきりしてる。だからてめーは俺のことだけ見とけよ、バカ女」とキスするシーンはかっこよすぎた……! 「抱きしめていい?」とストレートに聞いてきたり、あの夏祭り誘うのにもじもじしてたのは何だったんだよという……。
最終回ではどんな風にキュンキュンさせてくれるのか、非常に楽しみだ。
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