女優・見上愛を観てほしい!2021年度「一度見たら忘れない女優」第1位
猟奇的殺人者役も!?クールビューティに銃撃戦をこなす「ガールガンレディ」
女子高生たちがパラレルワールドで銃撃戦を繰り広げるドラマ「ガールガンレディ」(21)。バンダイナムコグループ「BANDAI SPIRITS」が企画した特撮もので、プラモデル製のフィギュアや銃がたくさん登場する。
学校に馴染めない女子高生・小春(白石聖)が、あるきっかけでパラレルワールドへと迷い込むシーンから物語はスタート。「ガンファイト」と呼ばれる壮絶な銃撃戦へ参加することになる。
3名の女子高生プレイヤーが1チームを組み、計4チームで戦うガンファイト。見上愛が演じるのは、そのチームのひとつ「デルタ」に参加する北本レイだ。
メガネにベレー帽姿は品があり、女子高生役ではあるものの、これまで紹介したどの役柄とも雰囲気が異なる。育ちの良さを感じさせつつも、ひとたび銃を手にすると人が変わる様が見事だ。
見どころとして挙げたいのは、第4話「殺さない殺し合い」。
半ば強制的にパラレルワールドへ降臨させられる女子高生たち。しかし、たとえ銃撃戦を強制されても、誰も殺さないことをチーム同士で約束し合えばいいのではないか。そうすれば誰も死なずに済むのではないか……。そう考えた彼女たちは、銃を放棄し、お菓子パーティを始める。
たびたび「レイが真っ先に裏切るのでは……?」とビクビクさせるシーンが続く。2〜3話でも彼女は、華麗に銃を操り、狡猾に他プレイヤーを撃ち抜いてきた。しかし、お菓子やジュースを真っ先に用意したのはレイだし、なんだかんだ良い子なのかも……?
と思わせたところでの、彼女の表情の変化にゾッとさせられる。「箱庭のレミング」に引き続き、見上愛は悪役を演じても”華麗”だと確信する作品だった。
作風に敬遠してしまう方もいるかもしれないが、各所に謎が散りばめられており、良質なミステリーとしても楽しめる。ドラマや映画で引っ張りだこの濱田岳や、元・E-girlsメンバーで女優としても活躍する石井杏奈など、キャストも豪華なのでぜひ観てみてほしい。
一年後には誰もが知るモンスター級の名役者に!見上愛の今後に期待が止まらない
見上愛の代表作4作をご紹介した。今後も映画『偽りのないhappy end』(2021年12月公開予定)、『衝動』(2021年公開予定)など公開待機作がある。
とくに『衝動』は倉悠貴とのW主演(『まともじゃないのは君も一緒』『うみべの女の子』などに出演)。あるトラウマによって声が出せなくなってしまった、失語症の女の子・アイを演じる。見上愛自身とファーストネームを共有しており、声を使った表現が封じられた役柄を、彼女はどのように演じるのか。期待が止まらない。
(文・北村有)
→見上愛『プリテンダーズ』画像ギャラリーへ
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