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2021年11月06日

<考察>「最愛」第4話:すでに最終章のような展開へ 来週以降がまったく想像できないほどの面白さ(※ネタバレありレビュー)

<考察>「最愛」第4話:すでに最終章のような展開へ 来週以降がまったく想像できないほどの面白さ(※ネタバレありレビュー)



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吉高由里子主演の金曜ドラマ「最愛」が2021年10月15日より放送開始。

念願の製薬事業にまで手を広げるに至った「真田ウェルネス」の代表取締役・真田梨央(吉高由里子)は、学生時代に思いを寄せ合っていた宮崎大輝(松下洸平)と15年ぶりに再会。彼は警視庁刑事部捜査一課の刑事となっていた。一方、梨央はとある重要事件の参考人に……。

本記事では、第4話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「最愛」第4話レビュー



この人物にとって最も愛する者はなに(だれ)か?
そんなことを想像しながら観ると面白い、ドラマ「最愛」。

かつて話題となったドラマ「Nのために」(2014)でも、登場人物にとっての「N」は誰なのか? と考察を繰り返しながら最終回を迎えた視聴者もいるだろう。
同ドラマも最終回まで「最愛」がなに(だれ)なのか、混乱しながら見続けることになりそうだ。

(以下、ネタバレが含まれます)

第4話では、情報屋が梨央(吉高由里)の弟、優(高橋文哉)だと判明。
この展開は意外であった。
なぜなら、情報屋=優であることは、うっすら想像はできていたが、その正体を明かすのはもっと先の展開だと考察していたからだ。

さらに驚いたことは、殺された渡辺昭(酒向芳)の首に優が手をかけている動画の存在が明らかになったこと。
真実を知った梨央と大輝(松下洸平)にとっても衝撃の展開であったが、筆者も驚いた。
このままいけば物語の後半は優の逃走劇なのか?
いや、そんなわけはあるまい。
新たな事件が発生し、さらに物語は渦巻いていくであろう。
しかし、まったく想像ができない。
これはゾクゾクする。

予告ではフリーライターの橘しおり(田中みな実)が拘束されている?
さらなる犠牲者とは橘なのか?
2006年に法都大学を休学しているという事実は今後、大きな鍵となりそうだ。
(この橘も、実は過去に梨央や大輝と接点があったりして……?)

気になる登場人物として、梨央の母親・真田梓(薬師丸ひろ子)をあげたい。
筆者は第2話からこの人、なにか怪しいとにらんでいる。
梨央の父親である朝宮達雄(光石研)とは梨央が3歳のときに離婚し、息子の政信(奥野瑛太)は梓が、梨央は達雄が引き取った。
「私たちは家族、隠し事はなし」と一見理解のある母親を装ってはいるが、上京したばかりの梨央に岐阜に帰ることを許さず、笑顔でちょいちょい残酷なことをしていることにお気づきだろうか。
この梓、あなどれない。
今後、どんな風に物語に絡んでくるのか注目したい。

第1話の配信再生回数がTBSドラマ史上最高の再生回数(※TBS調べ)を記憶したというドラマ「最愛」。

「大ちゃん 私やっとらんよ」
という梨央の言葉は信じていいのか?

第5話以降、どんな展開になるのか?
右肩上がりの視聴率と共に注目していきたい。

「最愛」4話のストーリー




事業説明会での騒動に加え、真田ウェルネスの疑惑を追及する記事のゲラが出回り、後藤(及川光博)の梨央(吉高由里子)への風当たりはますます強くなった。さらに、後藤は会社の裏事情を嗅ぎ回るしおり(田中みな実)に不信感を抱きはじめ、彼女について調べるよう情報屋(高橋文哉)に指示を出す。

その頃、警察は殺人事件の被害者である昭(酒向芳)に500万円を渡した男の足取りを追っていた。大輝(松下洸平)は桑田(佐久間由衣)と共に真田ウェルネスを訪ね、梨央と加瀬(井浦新)に男の心当たりがないか、さらに事件当夜の加瀬の行動について聞く。

翌朝、1本のネットニュースが梨央をさらなる窮地へと追い込む。「疑惑だらけの治験薬」という新薬の中傷記事で、不安を感じた被験者が治験の中断を申し出る事態に。社内にも動揺が広がり、真田グループの株価にまで影響が出始めていた……。

(文:駒子)

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