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2021年11月12日

松下洸平、最愛的な魅力:ピュアさに引き込まれる

松下洸平、最愛的な魅力:ピュアさに引き込まれる

ドラマ「最愛」で重要な役・大輝を演じている松下洸平。吉高由里子演じる主人公・梨央とかつて思いを寄せ合った相手であり、現在は梨央が関わっているかもしれない事件を捜査する刑事という、複雑な立場にある役どころを演じ、注目を集めている。

「人の役に立ちたい」と刑事になり、仕事に真摯に取り組みつつも梨央を気遣う大輝は、まっすぐで一途な人。松下洸平にはこの一途さが似合うなと改めて感じた。

本記事では「最愛」をはじめ、彼の演じた一途な愛を貫いた男たちの魅力・そんな彼らを演じた彼の魅力についてお伝えしたい。

二人きりになったときの言葉や表情がたまらない「最愛」


「最愛」より©TBS

人の役に立ちたくて刑事になった。真実を明らかにしたい。
好きだった人が、殺人犯かもしれない。でも彼女がそんなことするはずがない。そんな葛藤の中で真実を追い求める大輝を演じている。

真面目に仕事をする彼のこと、昔のことは関係なく愚直に操作を進めるのかと思ったが、梨央が本当のことを言ったり助けを求めたりできない状況なのではと気遣う。二人になったとき「友達として話をしたい」と訴えかける。

彼はきっと相手が親しい人だから庇おうとしているのではなく、そんなことをする人ではないと信じているからそうしたのだろう。結局は「私情を挟む」ことに代わりはないのかもしれないが、そんな風に思ってくれる大輝がいることに、梨央だけでなく視聴者であるこちらも救われながら観ている

何より、二人きりのときの彼の表情・会話がたまらない。社長のふるまいから昔に戻ったように幼い話し方になる梨央もかわいいし、方言交じりでちょっとぶっきらぼうな話し方になるけど優しい大輝にきゅんとしてしまう。二人の空気感の懐かしさと切なさに泣きそうになる。

第四話の二人のシーンはたまらなかった。
「大ちゃん」「私やっとらんよ。渡辺昭さん、殺しとらん」と打ち明けた梨央に、「信じるよ。お前やないってこと、俺が証明する」「だからそっちも、(梨央が開発中の)薬、あきらめんな」と背を向けたまま返す。胸に飛び込んできた彼女を抱きしめ返せないけれど、表情や背中にまわそうか迷ってまわせない手が、大輝の心境を物語っていた。信号が赤の束の間だけその状態で、青になったら何事もなかったかのように歩き出す二人。
過去だけではなく、現在でも新たに、大輝が梨央の心のよりどころになったことを表すシーンだった。

同じく梨央を深く愛する加瀬(井浦新)との静かなバチバチもいい。

大輝のまっすぐな優しさが、吉と出るのか凶と出るのか今はわからない。いや、現状は凶に傾き気味かもしれない。でもただ、二人が以前のように無邪気に笑い合える時がきてほしい。無理かもしれないが、そう願ってしまう。

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