「婚姻届に判を捺しただけですが」第10話(最終回):「俺、明葉さんが好きだ。大好きなんだ」それぞれが見つけた幸せの形(※ネタバレありレビュー)
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清野菜名がヒロインを務める「婚姻届に判を捺しただけですが」が、2021年10月19日(火)放送スタートした。
有⽣⻘春作の同名コミックをドラマ化。
独身を謳歌している27歳の大加戸明葉(清野)に、広告代理店に勤める30歳のサラリーマン・百瀬柊(坂口)が“ある理由”から偽装結婚を申し込む。
共同生活が始まり、衝突ばかりの2人。果たして、百瀬が偽装結婚をする本当の理由とは? 2人の関係に変化はあるのか?
本記事では、その第10話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。
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「婚姻届に判を捺しただけですが」第10話レビュー
今度こそついにお互いの想いを確かめ合った明葉(清野菜名)と百瀬(坂口健太郎)。盛り上がってさらにキスしようとするが、「くっつきました~?」と帰ってくる祥子(深川麻衣)。そう、ここは人の家だ!
二人とも舞い上がり、明葉はおもちに似た猫がプリントされたおそろいのルームウェア(わりとださい)を買ってきて着る。「一緒に寝ましょう」と言われてその先を期待する明葉だったが、寝落ちた百瀬に気づくと起こさないように掛け布団をかけて、そっと後ろに倒れていく感じ、なんだか男前だった。
また結婚する気満々で、仕事相手にも明葉のデザインをプレゼンしちゃう百瀬。一方で明葉は偽装だから結婚したけど、すぐに籍を入れる気はなさそう。百瀬が極端なのでわからなかったけど、明葉もそこそこ面倒くさいかもしれない。
百瀬が美晴(倉科カナ)に「俺、明葉さんが好きだ。大好きなんだ」っていうシーン、個人的にいちばん好きかもしれない。偽装結婚だったということも、百瀬にはほかに好きな人がいることも気づいていたという美晴。お互い口にしなかったけど、きっと美晴はそれが自分だということも気づいていたのだろう。
実力だと思っていた知らない会社からの指名が百瀬のおかげだったと知り、また二人の仲はピンチに。
「もう一度って素敵なことよ。会えなくなったら「もう一度」は「もう二度と」になっちゃうからね。後悔しないようにしなくちゃだめよ」というおばあちゃんのセリフも名言だった。何度もすれ違った二人だが、これからは後悔のないよう向き合ってほしい。
森田社長や舛田さんなど、先輩たちの話も胸に響いた。特に舛田は今までギャグ要員だと思っていたが、百瀬が勧めて得た仕事についてどうすべきかの話がよかった。そして、舛田と丸園先生が夫婦だったなんて!! 最後の最後にびっくりした。
唯斗は熊本へ。高杉真宙には以前から注目していたが、今回の役、今までなかった雰囲気だけどものすごくハマってて、毎回目が離せなかった。最終回も変わらずお顔がめちゃくちゃよかった。ちなみにParaviで観られる番外編「とにかく婚姻届に判を捺したいだけですが」では、かっこいい唯斗がさらに観られるので機会があればぜひ観てほしい。今回は、本編の祥子とのエピソードの続きが見られる。
そして、百瀬の飼い猫、おもちが毎回本当にかわいかった。お顔・反応・鳴き声、どれをとっても愛おしく、抱っこしてモフモフしたい衝動にかられる。百瀬と明葉の仲をやわらげてくれたと同時に、煮え切らない展開にやきもきする視聴者も癒してくれた。
いろんな「好き」や「結婚」や「幸せ」の形を考えさせてくれたこの作品。最後はまるっとハッピーエンドでよかった!
「婚姻届に判を捺しただけで
すが」第10話ストーリー
ついにライクからラブへと、お互いの気持ちを確かめることができた明葉(清野菜名)と百瀬(坂口健太郎)。いちから付き合いを始めることになり、明葉は百瀬と暮らしていた家へと帰ることになった。
明葉がお揃いのものを買ってきてくれて百瀬は幸せでいっぱい。“初めての両想い”につい浮かれてしまった百瀬は、仕事の取引先相手にも「妻が…」と明葉の作品を自慢げに語ってしまう。
すると、その取引先相手が明葉を指名して森田デザインに仕事を依頼。明葉は自分の実力が評価されて、指名されたのだと思って喜ぶが――。
そんな中、一緒に暮らしていた家を退去しなければいけない事態に――!?
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(文:ぐみ)
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