映画『99.9』評、松本潤が魅せた「リスタート」
40代の“松本潤”を見据えて
アイドルというカテゴライズの存在の人たちに“年齢”というものを持ち込むのは少し野暮な話だと思いますが、あえて触れると2023年には松本潤も40歳になります。
大河ドラマ「どうする家康」の家康役は40代に入った松本潤を見る最初の機会ということになるのですね。
さかのぼると、松本潤の20代にはあの「花より男子」があり、2シーズンのドラマもその後の映画も共に大ヒット。映画は興行収入77億円を突破し、公開された2008年の実写邦画ナンバーワンヒット作品となっています。
また、音楽の面でも嵐のドラマ版の「Love so sweet」と映画版の「One Love」も大ヒットし、松本潤としても嵐としても転機となった作品でした。
この作品の一連のヒットで松本潤は20代を代表する作品を得たことになります。
そして、30代になってからの代表作ともいえる作品が「99.9-刑事専門弁護士-」でしょう。
いよいよ公開される『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』はこちらもヒットが期待されている一本で、お正月邦画の本命の一本として『劇場版呪術廻戦0』や「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」などと競い合うことになるでしょう。
このように松本潤は各年代に映画版にまで上り詰めた作品を持つことになりました。
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©2021『99.9-THE MOVIE』製作委員会