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「奪い愛、高校教師」最終話レビュー:<怒涛のラスト7分>に誰もが唖然!狂気はつづくよどこまでも




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脚本・鈴木おさむによる怒涛の展開と、豪華俳優陣の怪演で ネット・SNS を中心に大きな話題となった「奪い愛」シリーズの最新作。

舞台は女子高。 バツイチの主人公・露子(観月ありさ)が恋をした相手は、娘・灯(岡田奈々)の担任教師・三太(大谷亮平)だった。彼には婚約者・華子(松本まりか)がいたが、あろうことか灯が三太に惹かれ初め…!?嫉妬の炎に焼かれた露子がとった、驚きの行動は……前代未聞、シリーズ最高の壮絶すぎる禁断の“奪い愛”が展開されていく……!

本記事では第4話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

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「奪い愛、高校教師」第4話<最終話>レビュー


三太(大谷亮平)が選んだのは、婚約者である華子(松本まりか)でもなく楽器カフェでのパートナーである露子(観月ありさ)でもなく、生徒であり露子の娘である灯(岡田奈々)だった。

愛憎に狂う華子と露子は三太を追い詰め、三太をかばおうとした華子は屋上から転落してしまう。

なんとか一命をとりとめた華子。だが、生涯足が動かない身体になってしまった。
それを知った華子の父・武(渡辺裕之)と華子の元婚約者である鏡真一(板橋駿谷)は大激怒。しかし、それでも三太と一緒になりたいと訴える華子。

「僕が…僕が、一生華子さんの足になります」

……え?なにこのデジャヴ?「奪い愛、冬」再びですか??やはり松本まりかは水野美紀の後釜ということでよろしいでしょうか???

華子の望み通り、結婚に至る三太と華子。
結婚式での華子の一言、「これで一生離れないね」には背筋が凍りついた。

一方その頃、星野家にて。

「あなたと私が幸せになれるように、あなたの人生をプロデュースするから」

母としての感情が欠如してしまった露子は、灯への制裁としてプロデュースという名の監視を行いはじめる。
自由が奪われてしまった灯は、エアフルートで三太との二重奏を妄想するしかなかった。

愛を破られた露子、愛を奪われた華子、愛を続ける灯、愛を取り上げられた三太。
行き場のない愛は、一体どうなってしまうのかーー


時はめぐり、三年後。
大学生になった灯。引き続き露子からの監視を受ける灯。

「あなたの人生は、私の一部なの!!!」

露子からの卑屈すぎるモラハラに耐えきれず、思い出の湖で自殺を図ろうと決める灯。
三太との思い出に浸りながら湖の深みに向かいはじめたその時、聞き覚えのあるフルートの音色が。
音色を頼りに歩き進むと、なんとそこには三太の姿があった。
3年ぶりの再会に、まるでメリーゴーランドのように抱き合う二人。

なぜ三太が湖にきていたのか。それは、今日という日が灯の誕生日だから。
三太は灯への思いを断ち切れていないこと、灯は露子から管理された人生を生きているという事実をお互いに知り、神様が導いてくれたこの運命に従うことを決意。
三太は華子の、灯は露子の元を去る。

無論、露子と華子の嫉妬をも越えた恨みは爆発する。

灯から預かった露子宛の手紙を渡すために星野家を訪れる五月(松川星)。
「幸せの抜け駆けはダメよ!!!」
手紙を読むなり叫んだあげく、手紙をぐしゃぐしゃに丸めてむしゃむしゃと食べはじめる露子。まるでヤギのよう……なんてほど可愛いもんじゃない。

愛する人を失ってしまい、父・武に助けを求める華子。
「ファイットーーー!」
どんな手を使ってでも絶対に探し出してみせると宣言し、叫ぶ武。一瞬、リポビタンDのCMかと思った。


時はめぐり、一年後。
田舎町の山奥で、ひっそりと暮らす三太と灯。

とある日、二人で迎えるはじめてのクリスマスに向けて、ショッピングモールへと買い出しに出向く。
突然、三太の目の前に、どこかで見覚えのある、杖をつく女性が現れる。どうやら足を痛めているようで、三太に助けを求める彼女。

……まさか、ここにきて、「奪い愛、冬」の蘭(水野美紀)が登場するとは……。一体なにを企んでいるんだ……!

足が痺れているのでさすってもらえないかと懇願する蘭。未だに古傷がうずくようだ。

そんな蘭は、三太の顔をはっきりと確かめ驚愕する。

「もしかして、信さん!?」

蘭の旦那である信と、瓜二つなのだ。どちらも大谷亮平なのでそりゃそうなのだが、そんな野暮な言及はここでは控えておく。
それに、信はすでに亡くなってしまっているので、そんなはずはないのだ。

そんな二人の元に買い物を終えた灯が現れ、「あら、奥さんいたんですか」と少し残念そうな蘭。本当懲りないな、このお方。


灯と三太の行方を追う露子は、「追跡チャンネル」という番組に出演。
その放送をたまたま見た蘭は驚きながらも、”愛を奪われた側”の気持ちがわかるからこそ、すぐさま情報提供に荷担する。

そんなことが起こっているとは知りもしない三太と灯は、二人きりでクリスマスパーティーを開く。
張り切ってサンタの格好をする三太。これが本当の三太クロース……。

そんな三太から灯にフルートのクリスマスプレゼントが。久しぶりの二重奏を楽しむ二人、微笑ましい。

が、そんな二人にじわじわと魔の手が迫る。
フルートの二重奏のはずなのに、バイオリンも含んだ三重奏になっていることに気付く二人。
三太と灯の在処を突き止めた露子が、フルートの二重奏に合わせて意気揚々とバイオリンを弾いているのだ。
そしてなんと露子だけでなく、電動車椅子で必死に山道を登る華子の姿が。

逃げ惑う、三太と灯。おいおい、後7分でこのドラマ終わっちゃうよ?一体これからどんなことが巻き起こってしまうの??

「泥棒さーん、私の宝物、返してくださいなー!」
「ほらほら、泥棒さんのさ、ライフをさ、ゼロにしてさ、ゲームオーバーにしちゃお」
「失恋ショコラティエ」のサエコさんばりのあざとさをまといながらも、恐ろしい台詞を連発する華子。

「三太さーん、一緒に演奏しようよーーー!」
「私と一緒に、痺れよーーー!」
娘の心配なんて棚に上げ、三太との再会に喜びを隠せない露子。

……露子と華子、二人ともイッちゃってる。


橋の上で露子と華子に挟まれてしまう三太&灯。キャメルのコートを着た灯はトナカイのようで、三太、いやサンタがトナカイをおんぶしているという異質さを感じられるが、そんなことを気にしている場合ではない。

「灯さんと一緒に生きるんだ!」
灯との一生の愛を宣言する三太。

「「ダメーーーーーー!!!!!!」」
ここにきて息がぴったりな露子と華子。

露子はメスを、華子はスタンガンを持ち、灯に迫る。
とっさに灯をかばう三太。すると、スタンガンを持つ華子の手が勢い余って露子に直撃してしまう。
全身に電流が走り、ふらつくままに橋から転落してしまう露子。

「私も、愛が欲しかったのよ……」
そう呟きながら一世を終えてしまった露子、ちょっと不憫だった。
「やめたほうがよい!探せば不幸になる。自分の人生を生きなさい!」
…縁切り神社で神主が言っていたこの意味が、ようやくわかった気がする。

「灯さん、三太さんを幸せにしてあげてね……」
妖艶かつ死んだ魚のような目をして警察に連行される華子、最後の最後まで狂気だった。


時はめぐり、一年後。
ようやく幸せなクリスマスを迎えられた三太と灯。
そして、灯からは最高なクリスマスプレゼントが。灯のお腹には、三太との赤ちゃんを身籠っていた。

永遠の愛を誓う二人の耳に、聞こえるはずのない”あの”バイオリンの音色が。
森林でバイオリンを弾く露子の姿は幻想か、はたまた実存か……。

「奪い愛」シリーズ最狂な「奪い愛、高校教師」、終焉。

こんなにも収拾がつかない愛憎劇を、よくも約80分間で描けたもんだ……。

THE エイベックスな音楽と一昔前の昼ドラのようにチープなオープニング、豪華キャストと反比例するような怪演祭りに、誰しもが終始爆笑の渦だったに違いない(めっちゃ褒めてる)。

ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかは断言できないが、とにかくもう二度と三太と灯の愛が奪われませんように。そして、露子と華子の元にもどうか幸せが訪れますように。

最後に、水野美紀演じる蘭。あなたにすべて持っていかれました。


(文:桐本絵梨花)

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