竹財輝之助の魅力:MVのプリンスからエロ甘系イケオジ俳優へ
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竹財輝之助という名前を聞いて、ピンとくる人はもしかしたら少ないかもしれない。
でも、この容姿を見たら誰しもがハッとするだろう。今、「部長と社畜の恋はもどかしい」で世の中の女性をムズキュンさせているあの部長だ。
役者の道は険しい。彼もまた、細く長く芝居を続けている1人なのである。
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私にとって竹財輝之助は、MVのプリンスだった
筆者が竹財輝之助という存在を知ったのは、当時高校生だった2008年にカラオケで倖田來未の「Moon Crying」を歌ったときのことだ。
MVを見ながら歌い進める中、「なんだこのイケメンは」と度肝を抜かれたことをよく覚えている。
完全に余談だが、筆者の初恋の相手はSMAPの稲垣吾郎だった。母親いわく1歳ながらにテレビの中で動く彼を見て目がハートになっていたそう。どことなくプリンスみのあるこの2人。うん、人のタイプというのは幼い頃から変わらないらしい。
終盤、水槽越しに覗く竹財輝之助の中毒性は半端じゃない。イケメンすぎて鼻血出るレベル。この笑顔で一体何人もの女性を沼に突き落としてきたのだろうか。
MVで度肝を抜かれてから2年後、筆者が高校を卒業した直後くらいのこと。カラオケでJUJUの「この夜を止めてよ」を歌っていると、見覚えのある男性が出てきた。
地下通路に貼り綴られた写真から次々と沸き起こる、彼との思い出。
絶対に忘れることができない元彼役として、竹財輝之助は再び著者の目の前に現れた。
「Moon Crying」でも今は亡き彼として登場していた竹財輝之助。……この人、どれだけ女性のトラウマになったら気が済むんだ。
このMVでは写真でしか登場していないものの、整いすぎた甘いマスクと無邪気な笑顔により、完全に心が支配される。
この時はまだ、「MVにたまに出てくるイケメンすぎる人」くらいにしか認識していなかった。
俳優として躍進した「東京男子図鑑」でまさかの再会
(C)「東京男子図鑑」製作委員会
東京カレンダーで連載された小説が話題となり、水川あさみを主演に映像化に至った「東京女子図鑑」。
地方から上京した何者でもない女性が、恋に仕事に翻弄されながらも強く生きていく類のこの物語は、自身と境遇が重なれば重なるほどに没入する。無論、著者もその1人だった。
2020年、「東京女子図鑑」の男子版となる「東京男子図鑑」が放送されると知り、テンションはブチ上がった。
キャストを見てみると……主演・竹財輝之助。
「……竹財輝之助?!え、あのMVのイケメン??!」
MVで見かけてから約10年。ドラマをはじめとしてちょこちょこ出演していたものの、ここにきて主演の彼を拝めるとは。モデルからキャリアをスタートし細々と俳優活動をしてきた彼が、この話題作で主演を務めるということが、勝手ながら感慨深かった。
放送当時、「東京男子図鑑」は関西での放送のみだったので、アマプラでの配信を心待ちにして一気観したものだ。
>>>Amazon Prime Videoで「東京男子図鑑」を観る
竹財輝之助は、当時40歳にして大学生・20歳〜社長・44歳までを演じきった。
「大学生はさすがに無理があるのでは……」と思ったそこのあなた。いけるんですよこれが。誰がどう見ても夢と希望しか抱えていないフレッシュな大学生。
もちろん、44歳になった姿には人生の酸いも甘いもを積み重ねてきた貫禄があり、“東京男子”の生き様が強く濃く反映されていた。
イケメンなのにちょっとイタイ男・佐東翔太を見事体現した竹財輝之助。これを機に、彼の姿を頻繁に見かけるようになる。
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