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2022年03月04日

「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」第8話レビュー:莉音が銃撃を受ける!? 追い詰められているのは一狼たちなのか(※ストーリーネタバレあり)

「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」第8話レビュー:莉音が銃撃を受ける!? 追い詰められているのは一狼たちなのか(※ストーリーネタバレあり)



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鈴木伸之、犬飼貴丈出演の「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」が2022年1月13日より放送スタート。講談社「Palcy」で連載中の薫原好江による同名原作漫画を実写化した作品だ。

公安警察の捜査官・国下一狼(鈴木伸之)が、上司からの命令で暴力団「峰上組」の若頭・英獅郎(犬飼貴丈)を監視し始める。やがて、英獅郎は闇の会員制サロンを運営していることが発覚し……?

本記事では、第8話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「ケイ×ヤク -あぶない相棒-」第8話レビュー

東京テトラビル爆破事件の証言を得るために動いた一狼(鈴木伸之)と、獅郎(犬飼貴丈)、そして莉音(栗山千明)。

いま、関係者から話を聞けるとすれば、入院中の大須匡(吉村界人)と、その父・大須総理(板尾創路)。一狼たちは匡からどうにか話を聞き出せないかと考えるが、獅郎のもとに大須から「会いたい」と連絡が入る。

大須にも、獅郎たちが爆破事件について追っていることは伝わっている。そんな中での連絡だから、一狼は危険だと反対。今のところ、獅郎って運よく殺されていないだけで、危険な場所に自ら赴くことが多い。一狼も気が気じゃないだろう。

そして今回も「大丈夫だから」と大須との密会場所へと赴く。でもまあ……真相を話せと言って大須が話すわけがないんですよね……。大須としては、獅郎に手を引くように説得しに来たのだろう。あっさりと殺せるほど愛情がないわけではなかったのだ。とは言え、獅郎は情報を得るために大須に近づいたわけで、あっさりと手を引くはずがない。

結局、交渉は決裂。獅郎が命を奪われることはなかったが、情報を得ることもできなかった。

となると、頼みの綱は匡だ。匡が転院するタイミングで拉致を装って身柄を確保することを計画。身の安全を約束する代わりに、事件の真相を話すように交渉を持ち掛けたのだ。

身柄確保までは問題なく遂行できたが、車を乗り換えるタイミングで謎の女性諜報員・エミリが一狼たちの行く手を阻む。

さらに爆破事件にも深く関わっていたと考えられる諜報員“J”こと林(三浦誠己)が現れる。彼らの目的は匡の奪回だ。

ここで、匡に少しでも正義があったり、根性があれば話は変わってくるのだが、残念ながらそれは期待できない。匡は自分の身が一番かわいいし、自分を守ってくれれば誰でもいいのだ。

匡を奪回した林はエミリを始末しようとするが、莉音がかばい銃撃を受ける。莉音としては、エミリの罪を償わせたいということだったけれど、莉音が死んだりするのはダメでは!? 一狼と獅郎はそもそも莉音との再会を最初は目指していた。なのに莉音が重傷を負う、もしくは亡くなるのは最悪のシナリオだ。

途中、莉音が「3人で旅行に行きたい」と言っていたのがあまりにもフラグっぽくて、「おいおいやめてくれよ、危険な目に遭ってくれるなよ……」と思っていたら……!

果たして莉音は助かるのか。大須総理との繋がりが切れ、匡から聞き出すことも叶わなくなった一狼たちに残された選択とは……。



(文:ふくだりょうこ)

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