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3Dアニメが可愛すぎ!アマプラ「ユミの細胞たち」は共感たっぷりの韓国ラブコメ
3Dアニメが可愛すぎ!アマプラ「ユミの細胞たち」は共感たっぷりの韓国ラブコメ
Point3:細胞たちの行動に見る、ユミとウンの考え方の違い
ユミの中心的な細胞のひとりに、感性細胞がいる。非常に感受性が豊かで、ものすごく素直に笑ったり泣いたり怒ったり、表情の変化や身振り手振りが一番大きい細胞だ。ユミの意思決定にはこの感性細胞の気持ちが大きく影響する。
一方で、ウンの意思決定は常に独自のアルゴリズムによって下される。
ウンの村には巨大な司令室が存在しており、人工知能のようなコンピュータが導き出した結果をもとに、理性細胞が判断しているのである。
さらに、それぞれが人やモノに対して付けている優先順位にも決定的な違いがあった。お互いの順位だ。
ユミは恋人を1位に置くのが通常であるのに対し、ウンは今まで1位を自分以外に譲ったことがない。そのせいで生じる認識のすれ違いや、相手の要望を素直に受け入れられず誤解を招く2人の様子は本当にもどかしい。
でも不思議とどっちの言い分もわかる。「わかる~!!」と思わず声を上げてしまうくらい、わかる。
印象的だったのは、ウンの優先順位が常に自分をトップに据えていることを知ったユミの愛細胞たちが「ユミはいつも恋人に1位を譲るけど、これって変なのかな?」と不安気に言ったことだ。
まず自分の常識から疑って物事をみるのって、簡単じゃないけどすごく大事な視点だと思う。そういうところに、ユミの周りからの信頼度が表れているように感じた。
Point4:こんなカップルに憧れる!ユミとウンのラブストーリー
このドラマ、細胞たちの可愛さもさることながら、人間サイドも最高のカップルで魅せてくれるのが素晴らしいところ。ユミの、感情がすぐ顔に出ちゃう素直さや自分の気持ちと食欲に正直なところはめちゃくちゃ可愛いし、ウンの前ではさらに愛情も惜しみなく伝えることができる優秀さ。
また、ウンはユミに一目惚れしてからというもの、周りに何を言われても頑として自分のアルゴリズムに従って行動し、そのすべてにユミへの愛を感じさせる。
中盤で、彼氏の周りにいてほしくないタイプの代表格“距離感の近い女友達(彼氏に対する好意アリ)”との闘いが繰り広げられるのだが、この時に見せたユミの決意、からのウンの選択は確実に2人の関係をより強いものにしたと同時に、ユミはユミ自身をもっと自由に、大切にすることができるようになった。
他にも、彼女の家に2人きりでいるときにお腹を壊してしまう事件や、元カレに見栄を張ってデタラメな結婚話を口走ってしまう事件など、当事者からしたら終わりを覚悟するほどの危機的状況も細胞たちを通してコミカルに描かれる。
そして見事に乗り越えていくのだ。
2人の日常には、こうした超現実的な出来事のなかに理想的なパートナー像が垣間見える。
本当にお似合いで、見ていて幸せになれるカップルだった。
期待しかないシーズン2
韓国で放送されてから、およそ半年後に日本での配信が始まった「ユミの細胞たち」。実は既にシーズン2の制作が決まっている。放送日など詳細はまだ発表されていないが、その時は是非日本でも同日配信があることを願ってやまない。あらすじ
このドラマは1人の女性、キム・ユミのラブストーリーであり、現代を生きる青春たちの自画像であり、細胞とホルモンの支配から抜け出すことのできない人間の存在に対する洞察でもある。「ユミの細胞たち」は実写と3Dアニメーションを融合させたフォーマットで原作であるウェブトーンの面白さを生かし、誰もが共感できる日常を描いている。(C)STUDIO DRAGON CORPORATION
Amazonプライムビデオ ユミの細胞たちページより引用
(文・加部)
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