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「ミステリと言う勿れ」第11話レビュー:開始20分経っても主人公が登場しない構成に感服!最終回に向け謎は動く(※ストーリーネタバレあり)



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菅田将暉が主演、伊藤沙莉や門脇麦など豪華俳優陣が脇を固める新月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」が2022年1月10日(成人の日)より放送スタート。

物事を深く考える癖があり、特徴的なヘアスタイルが印象に残る、土日のカレー作りが趣味な大学生・久能整(菅田将暉)。身に覚えのない容疑を着せられたり、バスジャックに巻き込まれたりと、何かと事件に巻き込まれやすい性質である。

本記事では、第11話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「ミステリと言う勿れ」第11話レビュー

港区の路上で女性の遺体が発見された。十字架にかけられたような特徴的な姿勢で、交差点に寝かせられていた遺体。ここ数日、連続で発見されている遺体の特徴と酷似していることがわかる。

遺体の傷口からは、被害者とは別人のものと思われる、古い血液が検出された。同じ凶器を使って、過去に別の人間が殺害された可能性が高い。それは、22年間消息を絶っている連続殺人犯・羽喰(千原ジュニア)によって殺された17人目の被害者・辻土岐子の血液だと判明。

彼女を殺害したときに使われた凶器は、未だ発見されていない。

この事件を解決するため、風呂光(伊藤沙莉)はヘルプ要員として現場の捜査に加わることに。そこには凄腕刑事と評判の備前島(船越英一郎)と、同じくエース刑事と名高い猫田(松本若菜)がいた。



猫田は広い人脈を持っており、街中にいるホームレスたちにも顔が効くようだ。事情聴取をしたところ、スーツケースを引いた若い女性の目撃情報を掴む。夜中だったことから、その場にいた者たちの記憶に残ったようだ。

時を同じくして、姿を眩ませていた犬堂我路(永山瑛太)たちが、妹・愛珠(白石麻衣)が亡くなった真相を解き明かすために行動を起こしていた。

行き着いたのは、闇カジノ。アルバイトの女性・留美(夏子)に話を聞いたところ、なんと愛珠は「カウンセラーに勧められて」闇カジノで働いていたことがあるのだという。

愛珠=闇カジノがすぐには結びつかない我路。なぜ彼女は、そんな場所で働いていたのか。漂流郵便局で見つけた愛珠直筆のハガキに書かれていた「ジュート」とは、何者なのか?

手がかりを得るため、我路たちはジュートなる人物を捜すことにする。



……と、ここまで主人公・整(菅田将暉)がいっさい物語に絡んでこないのが新鮮に思えてならない。彼は同時期に大阪へ印象派展を見に出掛けている。所々でその様子が描かれるものの、今話においては存在が脇に置かれている。

猫田&風呂光ペアと、我路たちの動向。不可思議な連続殺人犯を追う警察に対して、我路たちは妹の死の真相に迫ろうとしている。交わりそうもない線が、とある人物によって交差させられた。

愛珠のハガキに書かれていた、謎の「ジュート」である。

連続殺人の犯人は、長年動きを見せなかった羽喰の可能性もあると見られていたが、新たな被害者となってしまった闇カジノのアルバイト店員・留美の遺体横に「羽喰十斗」と文字が残されているのが発見された。

羽喰の仕業と思われていた連続殺人の被害者は、全員が闇カジノでのアルバイト経験者であることが数珠繋ぎに判明。警察側は、羽喰の模倣犯であることも視野に入れ、捜査を進める。

我路たちは、愛珠のハガキにあった「ジュート」=「十斗」であるかもしれない不穏な符号に導かれるように、引き続きジュートを捜索することに。

風呂光たちは、寄木細工ミュージアムからの通報を受け、学芸員である辻浩増(北村匠海)に事情を聞く。寄木細工を集めていた愛珠のコレクションの中から、どうしても開かない箱が発見された。その鍵の仕組みを知るため、我路たちはミュージアムを訪れていたのだ。

連続殺人。

闇カジノのアルバイト。

羽喰玄斗と十斗。

犬堂我路。

スーツケースを引いた少女。

交わりそうで交わらない線が、やはり「ジュート」を介して結びつく。

我路から闇カジノにまつわる匿名の通報を受けた風呂光は、カジノ関係者から「スーツケースを引いた少女」についての情報を得ることに成功。少女は、カジノに出入りしていた通称・占い師であり、実は20代ほどの男性であるという。

やがて、彼女は連続殺人事件の被害者の共通点に思い至った。名前だ。被害者の名前には、すべて「十」が入っているのだ。

その条件に当てはまる猫田は、寄木細工ミュージアムの学芸員・辻から呼び出しを受け、現地に向かっている。辻。辻といえば、羽喰によって殺された17人目の被害者である「辻土岐子」と苗字が一致する。これは偶然だろうか?

辻浩増。職場では、名前をもじって「コーマちゃん」と呼ばれていた。コーマ。黄麻は別名・ジュートと呼ばれる植物だ。

辻浩増こそがジュートであり、闇カジノに出入りしていた占い師であり、スーツケースを引いた女装の男性であり、連続殺人の犯人だったのだ。

占い師相手には易々と本名を教えてしまっていたアルバイト店員たちは「条件に当てはまる」それだけの理由で殺害され、交差点に放置されていたに違いない。

真相を知った風呂光が、急いで寄木細工ミュージアムに出向き、目にしたものは……。すでにジュートの手によって腹を刺された猫田の姿だった。

咄嗟に、一人でなんとかしなければと思案を巡らせる風呂光。しかし、猫田に教えられた「お客様体質の教え」が脳裏に蘇る。

お客様体質とは、いつまでもゲスト気分でいるな、自分から積極的に動け! といった教えとは違う。お客様ではなく、チームの一員であることを肝に銘じ、自分の手に負えないと思ったら周りに助けを求めろ、という教えなのだ。

教えに従い、助けを求めるため連絡を試みる風呂光。しかし、何者かによって眠らされてしまう。

ジュートを追い、その結果、殺されかける猫田。すんでのところで眠らされる風呂光。

ついにジュートの正体を暴き、本人の元へ駆けつけた我路。

大阪で印象派展を楽しむ整。

ついに、次回が最終回。バラバラの線は、どのように結びついて終わるのか?




(文:北村有)

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(C)田村由美/小学館 (C)フジテレビジョン