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2023年08月11日

<最高の教師 1年後、私は生徒に■された>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<最高の教師 1年後、私は生徒に■された>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


松岡茉優主演の“土10”ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」が2023年7月15日放送スタート。松岡茉優演じる高校教師・九条里奈が、卒業式の日に教え子から突き落とされ、殺されてしまった。次の瞬間、彼女は1年前の始業式に戻る。自分を殺したのは誰なのか、30名の生徒=容疑者を前に、犯人探しと“最高の教育”を目指す1年が始まる。

CINEMAS+では毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

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もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

最終話ストーリー&レビュー

・「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」作品情報

※話数は随時更新します。

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー



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鳳来高校3年D組の担任教師・九条里奈(松岡茉優)は、涙一つ流れぬ卒業式を迎えていた。様々なハラスメントや人間関係に配慮が必要なこの時代に、そしてたった一つのミスが人生を180度変えてしまうこの時代に、九条は教師としてただただ適切な距離と適切な判断を選ぶだけの1年を過ごした。そんな1年に感動や感傷の想いはない。そこにあるのは無事に1年を終えたことに対しての『安堵感』だけであった。巣立つ生徒を上階の吹き抜け廊下から見つめる九条。青く澄んだ空を見つめ、心にある葛藤を吐き出すように溜息をもらし、職員室へ戻ろうとした、——— その時。九条の背中に強烈な衝撃を受ける。

上階から落下する九条。慌てふためく中、その視界に入ってきたのは、自分の背中を押したであろう何者かの『生徒の手』であった。その 『犯人の手元』には“D組 卒業おめでとう”と記された深紅のコサージュが。『……私は生徒に殺された』。そう理解し正に地面に着きそうになった……その瞬間、——— ハッ!と目を開けると、なぜかそこは3年D組の教壇の前であった。目の前には30人の生徒。黒板には『令和5年4月6日』という1年前の始業式の日付。笑顔でクラスメイトと会話をする生徒たちを見て……九条の手は震える。なぜなら、今九条の目に映る人々は——— 1年後、自分を殺す『30人の容疑者』だからだ。

自分の『死』の未来を変えるため、生徒との向き合い方を改めていく九条。しかし、教師の想いを生徒に届けるということがとても難しいこの世の中に、九条はある『覚悟』を決めることとなる。自分を殺した生徒は誰か。そしてこの1年の中で『離婚』をすることになっていた夫との関係、友人関係や職場の人間が織りなす空気。九条の人生の中に存在する全てと立ち向かう二度目の1年が、今始まる。あなたが聞きたかった言葉、巡り合いたかった人は、きっとこのドラマの中に居る。

第1話のレビュー

終盤で菅田将暉が歌う主題歌が流れてきた瞬間、彼が主演を務めたドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です」が思い出された。あのドラマが放送されたのは2019年、日テレ系列だった。世の中がコロナ禍一色になる以前だったことを考えると、たった3年ですべてが様変わりしたようにも感じられる。

しかし、人の心や行動原理は、そこまで変化しないのかもしれない。

舞台は鳳来高校。教師の一人・九条里奈(松岡茉優)が卒業式の日に、突き落とされ転落死する。しかし、彼女が地面に衝突する直前に、時間が巻き戻った。彼女がもう一度、自我を取り戻したのは……一年前の始業式だった。

自分を突き落とした腕に「3年D組卒業おめでとう」の紋章が見えたことから、容疑者は目の前に並ぶ30名の生徒に絞られる。意地悪く突っ込んで考察しようとすると、ただ3年D組の紋章をつけていただけで、真犯人は別のクラスの人間であることも考えられるが(そもそも、生徒じゃない可能性も)……。

九条は、ふたたび1年後に殺される羽目に陥らないよう、3年D組の生徒と向き合い“最高の教師”になることを宣言する。

1話のテーマは、生徒の一人・鵜久森叶(芦田愛菜)をめぐる“イジメ問題”だ。

そもそも3年D組は、いわゆる「掃き溜めクラス」と称されているほど、問題児が集まるクラスとされている。そこに、真面目に勉強をしており学業成績も良い鵜久森が在籍している背景は明かされていない。今後、その点はフィーチャーされるのだろうか。

鵜久森がイジメに遭うきっかけとなったのは“とある趣味”だそうだが、そのきっかけやイジメがエスカレートする過程も含め、しっかり説明されている割には引っかかるポイントもある。

キービジュアルに九条と鵜久森が並んで映っているのを見る限り、このドラマは彼女たちがタッグを組み、3年D組の他の生徒たちに“一矢報いる”物語なのだろう。だからこそ、視聴者には「彼女たちに感情移入し、彼女たちを応援したいと思えるトリガー」が必要だ。

今のところ、鵜久森がキャラ変し、九条を裏切る可能性も十分にある。このドラマの公式サイトも、巧みに決定的な情報を隠す仕様になっていることから、すでに1話の各所に伏線が仕込まれていると見て間違いないのでは。

今のところクラスのリーダー格は相楽琉偉(加藤清史郎)、ならびに西野美月(茅島みずき)だろう。くわえて、クラスの監視役など使いっ走りをさせられていそうな、瓜生陽介(山時聡真)や星崎透(奥平大兼)も、後々、物語に深く食い込んできそうだ。

まだ1話、されど1話。今の時点で抱く、各キャラクターに対する印象は、早ければ2話で逆転してもおかしくはない。

松岡茉優、そして芦田愛菜の表現力がこれでもかと迸った1時間だった。聞かせる長台詞、飽きさせないテンポや画面演出、考察しがいのある構成。そして、今この時代だからこそ、ドラマというエンターテイメントを通して社会に発する必要のある“メッセージ”が詰まっている。

私たちは、短絡的に反応する動物ではない。人間であるためには、どんな態度が、どんな向き合い方が求められるのか。2019年にも提起された問題が、ふたたび私たちの目の前に置かれた。


※この記事は「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」の各話を1つにまとめたものです。

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