「元彼の遺言状」第1話レビュー:綾瀬と大泉のギャップにくぎ付け!視聴率も2桁スタートで今クール、イチオシ作品になるか?(※ストーリーネタバレあり)
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綾瀬はるか、大泉洋主演の月9ドラマ「元彼の遺言状」が2022年4月11日より放送スタート。
金に目がない敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)。ある日、大学時代の元彼・森川栄治(生田斗真)が亡くなったとの知らせが入る。自室で亡くなっていた栄治を発見したという男性・篠田敬太郎(大泉洋)から「僕を犯人に仕立て上げてほしい」と、驚きの依頼が。なんと、栄治は「僕を殺した犯人に全財産を相続させる」と遺言を残していたのだ。
本記事では、第1話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「元彼の遺言状」第1話レビュー
女優の綾瀬はるかが主演を務める“月9”ドラマ「元彼の遺言状」(フジテレビ)が11日にスタートした。「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞した新川帆立の同名小説が原作だ。
話題の若手作家の原作、また「新・視聴率女王」との声が高まる綾瀬はるかが主演となれば、今クール1,2を争う話題のドラマになりそう。
実際のところ初回放送の視聴率は、世帯12.1%、個人7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2桁発進。綾瀬の視聴率女王は確定かもしれない。
原作のあるドラマの場合、すでに原作を読んだ視聴者と、そうでない視聴者に分かれる。cinemasPLUSでは最終話まで「原作を読んでいない」私、駒子がドラマレビューを綴る。原作を読んでいない者の感想として、楽しんでいただければ幸いだ。
さて、ドラマの内容を簡単に説明しよう。
主人公は、弁護士の剣持麗子(綾瀬はるか)。
「私、お金にならない仕事はしない主義なの」と言い切るほど、利益のためには手段を選ばない剛腕弁護士だ。
ある日、麗子に1通のメールが届く。内容は大学時代の元カレである森川栄治(生田斗真)が亡くなったというもの。と、同時に知らない番号から着信があり、出てみると篠田敬太郎(大泉洋)いう男性だった。
篠田は麗子に対して馴れ馴れしく話すものの、麗子には会った記憶がない。
篠田から栄治が遺した奇妙な遺言書のこと聞いた麗子は、篠田とともに栄治が過ごしていた軽井沢に向かった—。
初回を観終わり、綾瀬はるかの美しさと演技力、透明感、存在感にため息がでる。
すべて総じて「安定感」という言葉でくくってしまうことが正解かはわからないが、とにかく筆者は安心して物語に没頭できた。
綾瀬という女優はとくに「キリリとした女性」の役が非常に目を引く。
「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)の元工作員の菜美。
「義母と娘のブルース」(TBS系)の義母、亜希子役。
「天国と地獄 ~サイコな2人~」(TBS系)の刑事役の彩子。
これらすべて、どれも真面目で正義感の強い女性役であるものの、一つずつテイストが違う雰囲気に仕上がっていることも脱帽だ。
バラエティでは視聴者をハラハラさせるほど「ふにゃ」っとした雰囲気を見せてくれる綾瀬。ドラマ・映画では同一人物かと確認したくなるほど、雰囲気が違う。
ドラマの話に戻ろう。
番組のHPに「原作の世界観はそのままに、ドラマオリジナルのエピソードも描いていく」とあるので、原作をすでに読んだ読者も楽しむことができそう。
また、今回のドラマには綾瀬のほかにも素晴らしい役者さんが大勢出演している。関水渚や森カンナら若手女優の活躍にも期待したい。
そして、なんといっても真面目でふざけていない大泉洋にも注目だ。綾瀬のキリリとした表情、大泉の不安気な表情…。
このギャップがドラマを引き立ててくれそう。
本屋を通るたびに原作に手を出そうか悩みそうだが、今の時点では最終話まで「ドラマ」を考察しながら楽しもうと思う。
最終話までお付き合い願いたい—。
(文:駒子)
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