特撮向上委員会
仮面ライダーGIRLS10周年記念配信アルバムをレビュー!注目ポイントを語る
仮面ライダーGIRLS10周年記念配信アルバムをレビュー!注目ポイントを語る
■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会
先日、仮面ライダーGIRLSが、KAMEN RIDER GIRLS 10周年記念配信アルバム「Re:incarnation(リインカネーション)」をリリースしました。
この連載で何回も彼女達について書いておりますが、あらためて。
■結成から8年の仮面ライダーGIRLSを振り返りながら、ライブの感想を語る
■主題歌や挿入歌が盛りだくさん!「激突RIDER CHIPS VS 仮面ライダーGIRLS〜兄妹バトルⅡ」をレポート
■曲調、飛翔感、エモさ、たまらん! 捨て曲なしの「仮面ライダーGIRLS」3rdアルバムを激推し!
仮面ライダーGIRLSとは、グループがデビューしたときに「レッツゴー!仮面ライダーGIRLS」という番組を一緒にやらせてもらってからの仲。
あれからもう10年経ったかと思うと、感慨深いものがあります。
当時のメンバーで残ってるのはもう井坂しかいませんが、逆に言うと井坂がずっと残って仮面ライダーGIRLSを牽引してることが奇跡です。
それは、秋田知里と鷲見友美ジェナがしっかりと支えてくれてるからに違いありません。知らんけど。
メンバー加入や脱退を繰り返し、現在の3人体制になって早3年。
「最初から3人組じゃなかったっけ」と思うほど、GIRLS史上最高のまとまりをみせるバランスのいい布陣。
結成してからしばらくはGIRLSをイジることもしてまいりましたが、いつからか3人をアーティストとしてすっかり尊敬するようになりました。
楽曲がイジる隙を微塵も与えないほどにかっこいい曲ばかりなのです。
ドンピシャで好きな曲の多いこと多いこと。
「この音楽性の高さが、とてつもない力を持ったどっかの偉い人に早く評価されたらいいのに」とか
素人ながらに思ったりします。
そして、その楽曲に負けないほど3人が真摯に音楽に向き合ってるところも、とても好感が持てます。知らんけど。
そんな3人が放つ最新配信アルバム「Re:incarnation」。
Re:incarnationとは、輪廻転生や再生の意。
まさに10年経った今、新たに1年目のようながむしゃらな攻めもしていく気概をビシビシ感じます。知らんけど。
今作も、期待をいい意味で裏切ることなく当たり前のようにかっこいい。
GIRLSらしいロックサウンド「We Are GIRLS!!!」から始まり、「
Triangle」のエモい展開も最高。
GIRLSの真骨頂、仮面ライダー主題歌のカバーアレンジももちろん収録。
今作には『仮面ライダーフォーゼ』の「Switch On!」、『仮面ライダーW(ダブル)』の「W-B-X ~W-Boiled Extreme~」、『仮面ライダーキバ』の「Break the Chain」が収録されています。
このアレンジが、まぁかっこいいこと。
アレンジを担当したのは仮面ライダーの楽曲も多数手がけ、GIRLSの楽曲にもよく携わってらっしゃる
tatsuoさん、Ryoさん、鳴瀬シュウヘイさん。
この方々の名前を見て平伏す方も多いはず。豪華すぎ。
本家とはまた違ったアプローチで編曲された楽曲は必聴。
そして、このアルバムで個人的にもっとも好きなのはラストの「Speed Lazer」という曲。
元々はRIDER CHIPSさんの曲で、そちらも超絶かっこいいんですが、稲田昌宏さんによってGIRLS仕様に編曲された「Speed Lazer」も鼻血出るほどかっこいい。
ハードなサウンドの中にきれいなシンセな音も入ってて、そこに乗っかるGIRLS達の声が曲調にピタリとハマってる。
これはぜひとも生で聴きたい。
超英雄祭や感謝祭という大きな会場でも、もはや頼りなさなど微塵も感じさせない堂々としたパフォーマンスを見せてくれる仮面ライダーGIRLS。
単独で武道館や横浜アリーナに立つ日もそう遠くはないでしょう。知らんけど。
(文:篠宮暁)
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