「探偵が早すぎる」第8話:真の黒幕は誰か!?徹底予想祭り!
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広瀬アリス、滝藤賢一主演の日テレ系ドラマ「探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り」が2022年4月14日より放送スタート。
事件が起こる前に「犯人が仕掛けたトリック」を暴いてしまう、史上最速の早すぎる探偵が再登場!大人気コメディミステリーの2期では、どんな痛快な展開が待っているのか?
本記事では、第8話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り」第8話レビュー
何者かによって階段の上から突き落とされた葉子(木下彩音)。千曲川(滝藤賢一)のせいで休職に追い込まれた一華(広瀬アリス)。例の美津山兄妹から命を狙われる危険性はなくなったが、闇サイトで懸賞金をかけられてしまったおかげで、引き続き一華に気の休まる日はない。これは、一華の命を狙う”真の黒幕”が、まだ存在することを意味する。
果たして、その黒幕は誰なのか?
最も考えられるのは、美津山家の長男・宗太(和田聰宏)である。現在、行方がわからなくなっている彼には、いわく付きの過去があった。海外企業から多額の賄賂を受け取っていたのだ。自身で新しい事業を起こすための資金として集めていたようだが、その真相はわからずじまい。
彼は、何も小細工せず美津山家に戻ってきさえすれば、相続人の一人として資産を受け継げる。わざわざ一華の命を狙う必要はないように思えるが……。千曲川いわく、より膨大な金を目の前にすれば、人は何をするかわからない、と。取り分が増えると思えば、人を一人くらい手にかけるのも造作もないのだろうか。
そうだとしても、わざわざ闇サイトで懸賞金をかけ、別人に殺害を依頼するのも周りくどく思える。ちょくちょく怪しげな動きを見せる宗介(萩原利久)や葉子、そして宗介の婚約者である奈々(堀未央奈)も怪しい。
黒幕は宗太で、その動きを止めるために宗介たちは密かに動いているのだろうか?
それとも黒幕なのは宗介側で、父親である宗太はそれを止めようとしている?
はたまた秋菜が黒幕だとしたら。大穴狙いで、婚約者の奈々が主犯格である可能性も……。
そんなことを考えている間にも、次々と一華を狙う刺客はやってくる。療養中の葉子が戻ってくるまでの間、宗介のバーで働くことになった一華。客として入り込んだ怪しい男が宗介を眠らせ、その隙に仕掛けたペットボトル爆弾で、一華を殺そうとしたのだ。
炭酸水の入ったペットボトルにドライアイスを入れ、蓋をして密閉する。あらかじめ蓋に500円玉を貼り付けておけば、気圧に耐えきれなくなった蓋が勢いよく飛び出すのと同時に……。なんとも危険である。「決して真似しないでください」と注意書きが必要なレベルだ。
しかし、もちろんこの件に関しても、千曲川が事前に食い止めた。いつものごとくキッチリと”トリック返し”をお見舞いし、一華の命は守られたのだが……。彼女には、どうしても許せないことがあった。
千曲川は事前に「宗介が薬で眠らされるであろうこと」を予測していた。それにも関わらず、彼の命を守ることは契約外といった理由で、手を貸さなかったのである。
「私を守るために、他の人を犠牲にしないで」と主張する一華。売り言葉に買い言葉というやつか、それなら契約を切ればいいと言った千曲川に対し、一華は応じてしまう。
まだ黒幕が誰かもわかっておらず、刺客が命を狙いに来るかもしれない状況下で、千曲川の助けが得られないのは厳しいのでは……?
このまま二人は決裂してしまうのか。そして、黒幕は一体誰なのか。予想祭りが止まらない。
(文:北村有)
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