『ロキ』シーズン2は配信ドラマの“神作”だった!“5つ”のポイントでその魅力と謎を徹底解説!
あの女性の秘密
ロキの旅路における終着点として見事な結末が描かれた本作。しかし、登場人物の中には違和感のあるラストを迎えた人物もいました。
それはラヴォーナ・レンスレイヤーです。
最終話では、第4話で剪定されてしまった彼女が虚無空間と思われる場所で目覚め、生ける嵐"アライオス"に襲われることが示唆されます。
しかし、あえて、その場面が描かれたことには何らかの意図を感じざるを得ません。
ここで気になるのが、コミックにおける彼女の立ち位置とこの場面で映し出されていたピラミッドです。
ロキにとって最大の脅威として立ちはだかった「あり続ける者」ことカーン。彼が主人公となったコミック「征服者カーン」では、ラヴォーナが彼の人生を狂わせるほどの最愛の人物として描かれています。
この設定はシーズン2の劇中でも示唆されていたため、そこまで重要ではないのかもしれませんが、エジプトと紐づける演出があったことは見逃せないポイントです。
というのも、コミックにおける彼女はエジプトの戦士「ムーンナイト」として登場。
カーンの変異体であるラマ・タトとも因縁の関係が描かれているのです。
「ムーンナイト」は過去にドラマ化もされたため、この物語が何らかの形で繋がってくる、あるいは、2人のムーンナイトがなんらかの形で共演するという可能性もあるかもしれません。
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また、ラマ・タトは『アントマン&ワスプ:クアントマニア』で既に登場しているため、彼がラヴォーナと合流する展開もあるかもしれません。
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ちなみにコミックではヒーローチーム”ファンタスティック・フォー”も登場。
ラマ・タトの正体”ナサニエル・リチャーズ”は彼らの物語から生まれた人物であり、今後公開が予定されている『ファンタスティック・フォー』でも、なんらかの形でラヴォーナが関わってくるのかもしれません。
これらはあくまで予想の範疇を超えませんが、「征服者カーン」は今後の物語に繋がるような要素が多い作品。
ぜひ、マーベル映画ファンの皆様には、一度読んでいただきたい一冊です。
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