映画コラム

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2024年04月14日

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』観れば観るほどジワジワくる見事な1本

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』観れば観るほどジワジワくる見事な1本

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4月12日(金)、遂に劇場版『100万ドルの五稜星』が公開となりました。怪盗キッドの真実が明かされるということもあり、公開前から期待度MAXで最速上映に足を運びました。

毎年大興奮の劇場版名探偵コナン。『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の注目ポイントと感想を語りたい

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平次&和葉、快斗&青子のラブコメにキュン


今回の映画でまず楽しみにしていたのは、やはりラブコメです。平次と和葉はもちろんのこと、劇場版に初登場の中森青子と怪盗キッドこと黒羽快斗のラブコメも見逃せません。

快斗と青子は劇中で直接の会話シーンはなかったものの、想い人である青子の父・中森警部が撃たれた際に動揺するキッドの姿や、父を心配して涙ぐむ青子をそっと見守る快斗の姿も描かれていました。エンドロールでの2人の姿にもキュンとしました。

そして今回の映画のラブコメといえば、平次と和葉の2人です。平次に一言言いたい。もう場所にこだわらなくても良いのではないだろうか……。和葉のことになると毎回ポンコツになる平次もやっぱり愛おしい。それでも平次と和葉を応援する蘭のアシスト能力には拍手を送りたい。

恋のライバルとなる福城聖もカッコ良くて、このキャラクターに恋してしまった観客も多いのではないでしょうか。「本気をだそうか…」のセリフはカッコ良すぎて悶絶しました。


平次が和葉へ思いを伝えるシーンでは「遂にきた、これは絶対伝わっただろう!」と大興奮しましたが、やはり“いつもの平次と和葉”の展開に。

原作で描かれることを心待ちにしたいと思う一方で、この2人のもどかしい姿を永遠に見ていたい気持ちもあって葛藤しています。

函館で勃発するお宝争奪バトル


今作では歴史と絡めたお宝争奪バトルが勃発しました。お宝を狙うのは1人ではないため、神経を張り巡らせながら映画を鑑賞しました。観る度に別の視点から観てみるのも面白いと思います。

歴史上の人物や北海道の名所が登場したりと、北海道出身の筆者は大興奮でした。ずーしーほっきー(※北海道北斗市の公式キャラクター)が登場したシーンは思わずニンマリし、大泉洋が演じた川添刑事もなんだか可愛かった。山村警部を彷彿させます。


近年の劇場版と比べてアクションシーンが少し物足りないかなと思っていましたが、終盤は怒涛の展開に目が離せません。平次はヤバい場所で戦い、コナン君はとんでもない場所をスケボーで疾走していました。

平次やコナン、キッド以外のキャラクターも大活躍で、紅葉の財力は驚愕レベルでした。個人的に沖田総司と鬼丸の活躍も嬉しかったです。

キッドとの熱い共闘


今作ではコナンや平次、キッドとの共闘が描かれました。

特に平次とキッドは、共闘だけでなく物語序盤から戦うシーンもあり、冒頭から一気に映画に引き込まれます。(キスの恨みがあんなに激しいとは……)


終盤に敵と戦う平次や沖田総司、鬼丸もカッコ良かったのですが、キッドの戦いは優雅で場面が一気に華やぐので、キザでカッコ良い姿をまた映画でみられたことも嬉しかったです。

原作で敵同士のキャラクターの共闘は観るたびに興奮します。キッド&京極真、キッド&平次のタッグがあるなら、原作でも登場したキッド&安室透のタッグも映画で観てみたい!

明かされた驚愕の衝撃情報


公開前からキッドの真実が明かされると話題沸騰になっていた今作。キッドの真実とは一体なんなのか、どんな真実が明かされるのだろうと上映前は緊張と興奮でお腹が痛くなっていたほど。

エンドロール後のラストでついに明らかになった驚愕の情報は、試写会を実施しないのも納得の衝撃でした。この真実はぜひ劇場で確かめてほしいです。

衝撃情報が明らかとなった結果、原作でどんな展開が待ち受けているのか、今後も「名探偵コナン」から目が離せません。

毎年、期待値を大きく越えてくる劇場版名探偵コナン。来年はどんな衝撃を与えてくれるのか、今から楽しみで待ちきれません。

(文:前野真岐)

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