夢と愛を積むひと…?手紙が紡ぐ、フリー素材モデルと松竹・美人社員の1日
映画の出演と恋の実現、どちらも手に入れようだなんてわがままだろうか?
そろそろ終業時間になってしまうため、給湯室にいる安永さんを問い詰めてみた。
安永「大川さん、真剣な顔してどうしたんですか?」
大川「もうこんな時間ですし、これからのこと、これからの2人のことをちゃんと話したいなと思いまして」
安永「ここではちょっと…。後で会議室に来てもらえますか?そこでメールでご連絡した件と、私の気持ちを伝えますから」
大川「わかりました。心の準備はできています」
指定された時間会議室に行くと、そこに安永さんの姿はなかった。代わりに、一通の手紙が置かれていた。
手紙には、こんな文字が書かれていた。
フ、フリー素材ちゃんへ…?
フリー素材ちゃん
この手紙を読んでいるということは、私はもうあなたのそばにはいないということですね。
私が最初のメールではっきりと用件をお伝えしなかったせいで、勘違いさせてしまいました。
今回お呼びしたのは、映画の出演依頼ではありません。2015年6月20日(土)から全国で上映される『愛を積むひと』の宣伝記事を書いてもらうためです。
フリー素材ちゃんが映画の出演依頼と勘違いしていることに気づき、話しづらくなってしまいました。
このような形でお伝えすることになってしまい、大変申し訳ありません。
あと、全然タイプじゃないです。
大川「フリー素材ちゃんへってなんだよ…。さっきまで大川さんって呼んでくれていたのに…」
映画『愛を積むひと』は6月20日より全国ロードショー
「日本で最も美しい村」北海道・美瑛を舞台に、夫婦とそこに集う人々を優しく映し出す感動作。
主人公の篤史を演じるのは日本を代表する俳優、佐藤浩市さん。篤史の妻・良子役には7年ぶりの映画出演となる樋口可南子さん。
次々と届く、亡き妻からの手紙。その手紙をきっかけに、人々の想いがつながっていくのですが…。とにかく涙なしでは観ることができません。
大切な人を誘って、劇場に足を運んでください。
映画『愛を積むひと』は2015年6月20日(土)より 全国ロードショー
『愛を積むひと』公式サイト
もちろん、自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデルの大川さんは出演していません。
(企画・構成・文:大川竜弥/写真:安藤きをく)
関連リンク
撮影秘話から理想の女性像まで激白!?『愛を積むひと』朝原監督ロングインタビュー・前編
森を開墾?電気や道路もゼロから引いた『愛を積むひと』朝原監督ロングインタビュー・後編
映画『愛を積むひと』第18回上海国際映画祭パノラマ部門への正式出品が決定
「生かされてあればこそ」佐藤、父との思い出を『愛を積むひと』完成披露舞台挨拶
佐藤浩市:話し合いもなく自然にできた|映画『愛を積むひと』完成報告会見
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。