ドラマ「 でっけぇ風呂場で待ってます」全10話のあらすじ&感想|鵬の湯よ、永遠に! スピンオフは「愛のプレス機」をぜひ!
第9話あらすじと感想
第9話あらすじ
松見(北山宏光)の誕生日サプライズの練習をしている梅ヶ丘(佐藤勝利)、瀧(長谷川忍)、端本夫妻(平田敦子・野間口徹)、塹江(賀屋壮也)。 すると、突然、個性強めの女性(ふせえり)がやってくる。なんと、その女性は松見の母親だった!!
松見は15年前に家を出たっきりで、その後は家に帰らず母親に仕送りを続けていたという。
松見の母親は再婚が決まり、その仕送りのお金を鵬の湯に置いていく代わりに松見をシンガポールに連れて行く、と。
そんな中、俳優・光石研がマジックショーを行うために鵬の湯にやってきて…!?
第9話感想
冒頭、松見の誕生日サプライズの練習にいそしむ面々。かつて劇団で役者をしていたというケンイチさんの演技がちょいウザでした。
そんな中、鵬の湯に突然やってきたパワフルな女性は、なんと、松のお母さん。
借金取りに憧れて家を飛び出していった負い目があるだけに、母との再会を素直に喜べず洗面器をかぶってしまう松。しかし、そんな松にお母さんが突きつけたのは、これまで松が仕送りしていたお金、そして、再婚する自分と一緒にシンガポールに来いという宣告でした。
当然、梅と瀧さんは、松がいなくなることを受け入れられない。一方、親子の絆は簡単に切れるものじゃない…と松を慮る端本さん。そして、母の持ってきたお金があれば滞ってる梅や瀧さんの給料も払える…とすぐに返事ができない松。みんな、鵬の湯のことを思っています。切ない…
そんな中、鵬の湯に俳優の光石研さん登場!松の心のこもった手紙に胸を打たれて、鵬の湯でマジックショーをすることを決めたという光石さんは、松のその手紙をご丁寧に朗読してくれました。「でっけぇ」「かっけぇ」がやたら出てくるひらがなの多い文章、しかも「バカなので」というくだりを光石さんが連呼して、バカ呼ばわりされた鵬の湯のスタッフ陣はちょっとイラっとしたかもしれませんが、それでも、松の鵬の湯への思いは伝わってきました。
手紙の内容を知ったお母さんは、松の思いを理解して、つれていくのをあきらめます。ただ、お母さんはもしかしたら最初からそのつもりだったのかもしれませんね。最後、端本さんとの会話で鵬の湯の先代と知り合いで松のことを頼んでいたことが明らかになりました。つまりは、松が鵬の湯を愛していることは先代から伝わっていた可能性が高く、外国へ行く前に息子の銭湯にかける本気度を実際に会って確かめたかったのかな…と思います。
今回は、母親役のふせえりさんと本人役で光石研さんと、ベテラン俳優二人がゲストの豪華な回でした。ふせえりさんは、小柄なのにパワフルでドスのきいた、でも愛情にあふれたお母さんを力いっぱい演じていて、お腹から出る発声も悪人顔も素晴らしかった。光石研さんも手紙の朗読でいい声でしれっとバカっぽい語りがイラッとくる見事なクオリティでした。欲を言うなら光石さんが実際にマジックをするところも見てみたかったですね。
次回、いよいよ最終回。『有吉の壁』で活躍する芸人4人が脚本を担当し、パーパーやKOUGU維新ら壁芸人のゲストもありましたが、最後についに“ミスター壁芸人”(←筆者の主観です。あしからず)ことチョコレートプラネットが参戦! 終わってしまうのは寂しいけれど、チョコプラが来てくれるならきっとにぎやかで楽しい回になると思います。どうか笑ってラストを見届けられますように。
最後に今週の端本さん。
今回、松のお母さんの心情をある意味一番理解していたのは、彼女でしたね。さすが子供がいる母親同士…って、そう、今回、端本さんとケンイチさんの会話から、二人に子どもいることが明らかになって、それにびっくりしました。
端本さん、旦那さんの腕をしょっちゅう折ってるけど、反抗期のお子さん、果たして大丈夫なんだろうか…
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