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2021年04月06日

ドラマ「 でっけぇ風呂場で待ってます」全10話のあらすじ&感想|鵬の湯よ、永遠に! スピンオフは「愛のプレス機」をぜひ!

ドラマ「 でっけぇ風呂場で待ってます」全10話のあらすじ&感想|鵬の湯よ、永遠に! スピンオフは「愛のプレス機」をぜひ!



第7話あらすじと感想

第7話あらすじ



梅ヶ丘(佐藤勝利)は両親が鵬の湯に来ることになり、「銭湯の正しい入り方」のVTRを作成し、さらに、瀧(長谷川忍)や鳥羽(岡部大)に対してホイッスルを吹きながら、激しくマナーを注意していた。

そんな中、お風呂に入ろうとしない客・平川(高橋努)がやってきた。松見(北山宏光)は平川の態度にどうも納得がいかない様子。

そして、梅ヶ丘が2階の部屋に行っている間に、ホイッスルを吹き、風紀を正す強烈な女性(片山友希)がやってきた。その女性は梅ヶ丘の姉の虎美で、両親が来られなくなり、代わりに梅ヶ丘が真面目に働いているかを抜き打ちで見に来たという。しかし、自分がいることを内緒にして欲しいと松見と瀧に頼み…!!

第7話感想

今回のテーマは“親孝行”でしょうか。両親が来ることになった梅ヶ丘が、果たして親孝行できるのか…というお話。

親孝行がテーマと考えたときに、重要だったシーンの一つが、作家の鳥羽が梅に新作の小説を持ってくるところ。

鵬の湯を愛した鳥羽の母親の思い出を本にしたという、その名も『でっけぇ風呂場で待ってます』の本を手にしながら親のことを思う梅と、そんな梅を「まだ遅くない。いくらでも親孝行できる」と励ます鳥羽。二人のやりとりはじんわりと響くものがありましたね。ハナコ・岡部さんはこうした人間味が必要な芝居がなんとも上手い。

今回の脚本担当はハナコ・秋山さんでしたが、思い出がテーマだった第3話に続いて、今回も笑いの中に温かみを感じさせる情緒のあるお話。これが作家としての秋山さんの持ち味なのかもしれませんね。(本人の出番は、「銭湯の入り方」VTRのみでしたが…)

ただ、親孝行のためにはりきる梅のせいで、周りはだいぶ迷惑もこうむります。銭湯を双眼鏡で見張り、ホイッスルを吹き鳴らすのは、さすがにやりすぎ。そして、玄関でいきなり服を脱ぐ鳥羽に注意するのはまだしも、瀧さんに「顔がゴリラ」はかわいそうすぎた。

そんな中、鵬の湯にやってきたお客は、なぜかお風呂に入ろうとしない平川。マッサージチェアに座ったり牛乳を飲んだりガチャガチャで遊んだり、お風呂以外のことを思いきりエンジョイしてはいるものの、鵬の湯に誇りを持ってる松見は納得いかず、「うちの銭湯に何か問題でも?」とガンつけに行く。いや、気持ちはわかるけど、お客さんにそれやるのは怖い怖い…

結局、梅の両親は銭湯には来ず、代わりに現れたのは姉の虎美。しかし、この虎美さんがかなりのツワモノだった。「見られちゃいけないような裸があるんですか?」と、男湯に平気な顔で乗り込み、気に入らないことがあると梅に輪をかけた勢いでホイッスルを吹き鳴らす。なんだ、この兄妹。しかも、虎美さん、他人の失礼さを指摘してる割に、松に「オーナーがヤクザ」、リサイクル業者の島村に「顔がネガティブ」と、むしろだいぶ失礼なことを言ってます。

虎美の登場でより事態がややこしくなりそうだった鵬の湯でしたが、銭湯恐怖症だという平川のトラウマが明らかになり、そこで動いたのは梅。平川に「でっけぇ風呂に入っていきませんか?」と語りかけます。銭湯は湯船に入らなくたってすごく楽しいから…と言う梅の姿から、自分の働く職場・鵬の湯を愛していることがすごく伝わってきました。

弟に自分が来たことを最後まで明かさなかった虎美さんでしたが、梅の真剣さや笑顔を見て納得した模様でしたから、実家に戻ってきっと梅が元気にがんばっていると報告してくれて、梅のご両親も喜んでいることでしょう。

ところで、最後まで気になっていたのが、瀧さんがお風呂に入るときにメガネをとらないこと。マナー違反ではないですが、銭湯だと曇るし、顔洗うとき面倒なのになんででしょうね。

最後に今週の端本さん。

虎美さんの失礼な言葉は端本さんにも降りかかり、「女子プロのヒール」扱いされたものだから、「誰が極悪同盟だ!」と激怒。いや、そこまでは言ってないから。

そして、ラスト近くで、梅の「でっけぇ風呂に入りましょう」にうなずいて上着を…って、いやいや、それはさすがに本当にマナー違反というか規則違反だから。乙女なのだから、でっけぇ風呂はぜひ女湯で楽しんでください…



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