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「半径5メートル」第9話までのネタバレ感想:「自分の足元にある真実を、しっかり見つめることが大事」


第4話あらすじ&感想

第4話あらすじ

子どものSNSについて特集することになった風未香(芳根京子)と宝子(永作博美)たち。7年前、トランスジェンダーであることをカミングアウトし離婚した香織(北村有起哉)は、若い女性になりすまして娘の怜奈(上野鈴華)とSNSでつながっていた。

怜奈からどうしても会いたいと食い下がられた香織は、風未香に秘密を話し、代わりに会ってくれと頼み込む。だが深夜になっても帰宅しない娘の前に自ら姿を見せることに…。

第4話の感想

北村有起哉の演技に、心をすべて持っていかれた……!

元々は男性、結婚し妻も子どももいたけれど、7年前に「やっぱり女性として生きていきたい」と告白し離婚することになった過去を持つ香織。身分を偽って実の娘とメッセージのやりとりをしていた。高校生で年頃の娘の、思春期にありがちな悩みを聞きつつ、「自分として生きることが大事」とアドバイスし続ける。

一度は結婚し家庭を持った身でありながら、男性から女性へと生き方を変える決意をするのは相当な勇気が必要だっただろう。普段はクールに見える香織、心の内では誰にも言えない悩みや苦しみを抱えていたのかもしれない。私自身、家庭を持ったことも性別を変えたこともないけれど、どれだけの苦しみとともにこの人は今ここにいるんだろうと思ったら、なんとも言えず泣けてきてしまった。

とにかく北村有起哉の演技が上手い。お手洗いで偶然会った宝子に思わず「ハグしてもらっていいですか」と言うシーンでは、もらい泣きした。これまでの苦労、積み重ねてきたものすべてに耐えられなくなった瞬間を表しているように見えて、たまらなくなった。

最後には、しっかり娘に会い、離婚した理由や、本当は女性として生きていきたい希望も伝えている。カミングアウトを受けた娘が「女性になったパパが見たい」と言ったり、「呼び方はパパでいいの?」と聞いたり、自然に受け入れている様子も見ていてホッとした。

まだまだ難しいかもしれないけれど、すべての人が、望む生き方で生きられる世の中になればいいのにと思う。「許可する・許可しない」の軸で語られることがなくなりますように。


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