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2021年06月26日

「半径5メートル」第9話までのネタバレ感想:「自分の足元にある真実を、しっかり見つめることが大事」

「半径5メートル」第9話までのネタバレ感想:「自分の足元にある真実を、しっかり見つめることが大事」


第7話あらすじ&感想

第7話あらすじ

風未香(芳根京子)は、山辺(毎熊克哉)がネットで顔や自宅をさらされたために風未香の部屋で引きこもり気味なことが気になっていた。

そんな中、ますみ(山田真歩)とともに高名な美術評論家・美砂子(阿川佐和子)の連載エッセイの担当につく。だがますみの9歳の娘・あかり(野澤しおり)の心身が不安定になってしまい、ますみが仕事を休むたび、風未香はそのフォローで四苦八苦する羽目(はめ)となる。

第7話の感想

今回は、小学生の娘がいる編集部の仲間・ますみにフィーチャーが当てられる。長年のファンである作家先生のエッセイ担当に抜擢されたますみは、仕事も育児も完璧にこなそうと奔走するがーー夫が単身赴任のなか、ワンオペ育児になりがちなところを、なんとかフォローしてもらうことで切り抜けていた。身軽に動ける立場である風未香が、最もそのあおりを受けることに。

自分の仕事もあるなか、ギリギリのところでフォローにまわる日々を送り、少しずつ風未香もくたびれてしまう。

「子育てする人をフォローするのは、当たり前のことなのに……」
「ますみさんを責めてしまいそうになる自分が嫌で」

思わず宝子に思いを吐露してしまう風未香。それを受け宝子は「それって、当たり前なのかな?」と問う。

「そんなの、いつ誰が決めたの?」
「その当たり前は、ふーみんだけが引き受けなきゃならないことなのかな?」

世の中には、男女問わず”育児や家事をしながら仕事もする”人たちが、少なからず存在する。私は未婚で子供もおらず、すべての時間を自分や自分の仕事だけに全投入できる身だ。だからという訳じゃないけれど、いわゆる”子育て世代”のフォローにまわる機会も多かった。風未香と同じように、「いつか自分もそうなるかもしれない」から手伝っておこう、といった打算がなかったと言ったら嘘になってしまう。

私も「小さな子どもがいる人はいろいろと大変だから、身軽に動ける自分が率先してフォローにまわるのは当たり前」だと思っていた。完全に風未香と同じ立場で、同じ考え方。だからこそ感情移入してしまったし、宝子の言葉にハッとさせられた。

当たり前か、当たり前じゃないか、そんな二元論で語るのではなく、純粋に「手伝いたいから手伝う」という動機で手伝いたいなと私なら思う。あの人は小さい子供がいて大変だから、なんて理由だけで荷物を半分背負うようなことはしたくない。作中でも、ますみは「母親で大変な身だから」ではなく「手伝いたいと思える相手だから」という理由で周りの助けを得られていた。

その人自身を見て手を貸したいと思ったときに気持ちよく手を貸したい。これまで抱いてきた違和感が一気に形を持った。同時に、どう考えてどう向き合えばいいのかも、わかった気がした。


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(C)NHK

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