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「半径5メートル」第9話までのネタバレ感想:「自分の足元にある真実を、しっかり見つめることが大事」


第5話あらすじ&感想

第5話あらすじ

山辺(毎熊克哉)が特大スクープを取るが、ネタ元の陰謀とわかり窮地に追い込まれる。

一方、風未香(芳根京子)は児童養護施設に匿名で寄付をするボランティアたちを取材。調べるうちに、昔クリスマスケーキを施設に配り歩いてヒーロー視されていた巻上(緒形直人)という人物の存在を知る。

その頃、宝子(永作博美)はなぜか単独行動が目立ち、編集長の亜希(真飛聖)しか知らない謎の取材を進めていた。

第5話の感想

「世に出した記事は、一生背負うことになる」

山辺がとある筋から掴んだ一大スクープは、ひとりの俳優を窮地に陥れるための罠だった。しっかり取材をし、裏をとった上での記事化だったが、真実は未だわからない。俳優サイドからは雑誌に対し訴えを受け、ネット上では山辺の実名や住所まで晒され、叩かれている。何もできないと感じた風未香は、ただ歯を食いしばるのみ。

宝子は言った。「世に出した記事は、一生背負うことになる。できることをやるしかないんじゃないか」ーーその言葉を聞いて、私は映画「食運!フード・ラック」を思い出した。NAOTO演じるフリーライターは、とある記事を書いたことで、地元に根付き愛されるパン屋を潰してしまった過去を持つ。一度書いた記事は、なかったことにはできない。あとからどんなに謝ろうが、撤回記事を書こうが、世に与えた印象を変えることはできないのだ。私自身も、ライターとして言葉に責任を持たなければいけない身。ズシッと重いものが両肩に乗る感覚がした。

山辺のことを気にかけながらも、自身の仕事を進める風未香。「ボランティアヒーロー」をテーマに、児童養護施設に寄付をするボランティアを取材している。その関連で、過去に風未香自身が熱愛スクープを取り上げようとした俳優に話を聞くことに。彼は児童養護施設出身だった。

「施設にいた頃、クリスマスケーキを寄付してくれた人がいた」「その人が一度だけ怒ったことがあった。施設の子の噂が広まったとき、”自分で見たり聞いたりしたことじゃないのに、簡単に信じるな”って」

私たちは、良い意味でも悪い意味でも、騙されやすい。テレビやラジオで言っていたことだから、と無条件に真実だと思い込むところがある。しかし、世に流れているすべてのことが正しいわけではない。みんなが口にしているからと言って、自分も口にしていいわけではない噂もたくさんあるだろう。

世に出していいことと、悪いこと。小さな頃に習ってきたはずの、当たり前のこと。もう一度、立ち返るべきなのかもしれない。


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