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2021年06月19日

「あのときキスしておけば」第8話までのネタバレ感想:桃地と巴、切なく優しい恋の行く末

「あのときキスしておけば」第8話までのネタバレ感想:桃地と巴、切なく優しい恋の行く末


第6話あらすじ&感想

第6話あらすじ


「やりなおそう俺たち、愛してるー。」
オジ巴(井浦新)が元夫である高見沢春斗(三浦翔平)とキスする瞬間を、目の前で目撃してしまった桃地のぞむ(松坂桃李)は、ショックのあまりその場から走り去る。必死で追いかけて弁明をするオジ巴だが、桃地はアパートにこもり、固く扉を閉ざしてしまう。

一方、ついにオジ巴は『週刊少年マキシマム』の編集部に乗り込み、「自分が蟹釜ジョーだ」と直訴。突如現れたサングラス姿のおじさんに、編集長の生馬忠士(角田貴志)ふくめ一同が唖然。絶筆となったはずの『SEIKAの空』の再連載を巡って、運命の歯車が再び激しくまわりはじめる。

また、田中マサオ(井浦新・二役)の家族との関係にも変化が…。帆奈美(MEGUMI)はついに、息子の優太郎(窪塚愛流)に真実を打ち明けることを決意。“父親の身体の中に、蟹釜ジョーがいる”と知った優太郎は、衝撃に打ちのめされるも、まさかの弟子入りを志願することに…!?
 更にオジ巴は、田中家の今後を見据え、帆奈美に“ある約束”を提案する。

そんなある日、桃地はスーパーゆめはなで、同僚・水出(阿南敦子)のスマホをたまたま見てしまい、彼女の正体が蟹釜ジョーの激しいアンチ“マディウォーター”であることを知ってしまう。いつも優しい彼女が一体なぜ・・・?理解できないまま、桃地の脳みそはキャパオーバーしてしまい…。

しかし、突如事態は急変する。
倒れるオジ巴。
桃地はついに知ることになる。
僕たちの恋には、タイムリミットがある―?

第6話の感想:桃地はやっぱり今日もキスができない

この恋は恋愛初心者にはハードルが高すぎるかもしれない。

 

 高見沢と田中マサオ(巴)がキスしている場面に出くわしてしまった桃地。ショックとパニックのまま家を飛び出す。

 追いかけようとするマサオを遮る高見沢。高身長同士の男性の壁ドンは迫力がある。そして高見沢はマサオを寝室に連れ込む。だ、大胆……! でも同意を得ていないのにそういう行為は犯罪だと思います、高見沢さん! 当然、そのまま流されるマサオ(巴)ではない。高見沢を蹴り上げて桃地を追いかける。

 

 最初はマサオを家に入れようとしない桃地だけど、マサオ(巴)は諦めない。鍵が開いている窓から侵入し、桃地に謝り、逆ギレし「好きになったら好きなんだから!」と連呼する。感情の起伏よ。その前にそんな大声で話してご近所迷惑じゃないか、大丈夫か。

 もちろん、桃地も巴のことが好きだ。「好きになって」と言う巴に対し、桃地はキャパオーバーだと嘆く。巴自身も恋愛をする相手としてはなかなかの強敵だろうし、おまけに今は非常事態。強力なライバルもいるし、桃地がそう言うのも無理はない。

実際、桃地は何度もくじけそうになっている。でもそのたびに巴が追いかけてきてくれるからここまで来られた。とりあえず、雨降って地固まるではないけれど、どうにか「恋人」という関係に落ち着く。恋人って何をすればいいのかググる桃地、かわいい。

 

 今回はある意味、ひとつの解決回だったと言えるかもしれない。桃地とマサオ(巴)の関係の成立、『SEIKAの空』の連載続行、田中マサオの家族の問題、アンチと桃地の対決。まぁるく収まって、田中マサオin巴の生活が整えられていく。マサオ=巴となってからの周りの順応力が高くてよかった。特に編集部。

 しかし、巴は「急かされているような気がする」と言って『SEIKAの空』の執筆に没頭する。早く最終回まで書かなければ。時間がない気がする――。

 そしてその変化は巴の誕生日にやってくる。ついに桃地がキスをしようとしたその瞬間、マサオの魂が覚醒する。ちょっと忘れかけていたけど、井浦新さんってそういう感じの発声でしたね、とハッとしてしまった。渋み。

 

 つまり、マサオの魂は巴の魂に弾き出されてしまったわけではなく、巴の魂に抑えられていた、ということになるのだろうか。肉体を失った魂は時間が経つと力が弱まっていくような、そんなイメージがある。時間が経つにつれて、巴の魂が弱ってきた? マサオの魂が戻ってくるということは、巴の魂は……。

 そして、またキスをし損ねた桃地。本当に、あのときキスをしておけば。

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(C)テレビ朝日

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