「あのときキスしておけば」第8話までのネタバレ感想:桃地と巴、切なく優しい恋の行く末
第5話あらすじ&感想
第5話あらすじ
オジ巴(井浦新)が“唯月巴(麻生久美子)=蟹釜ジョー”であるという事実に、ついに気づいた高見沢春斗(三浦翔平)。そのまま熱烈にオジ巴を連れ去ってしまい、ひとりアパートに取り残された桃地のぞむ(松坂桃李)は、ぼう然とする。 巴と高見沢が元夫婦だったこと、しかもお互い嫌いになって別れたわけではないこと…もわかってしまい、桃地は初めて、自分の心の中に“もんもん”とした感情を覚える。
翌日、高見沢は“蟹釜ジョーが生きている”と世の中に公表すべきだと息巻くが、『週刊少年マキシマム』の編集長・生馬忠士(角田貴志)らは全く信じようとしない。さらに、高見沢の熱烈な愛はとどまることを知らず、ついには休日にはオジ巴を“復縁デート”に誘いだし…?
一方、『スーパーゆめはな』でも、オジ巴と高見沢のことが気になり、奇怪な行動を繰り返してしまう桃地。常軌を逸した桃地の様子を心配した、郷田ひと子(猫背椿)ら仲間たちに、その気持ちは“嫉妬”だと指摘され、“本気で好きなら諦めるな”と背中を押された桃地は、なんと高見沢に堂々とライバル宣言。
「もともと俺の妻だった。これ以上、巴に近づくな」
「イヤです。いまは…僕のものですー!」
ついに、オジ巴を巡り、地獄の三角関係バトルが幕を開ける…!
人生初めての“やきもち”に、戸惑い、翻弄される桃地。
元夫でもある高見沢は、強敵として立ちはだかり、ついにはフラダンス対決にまで発展!?
ありのままの君でいい、それなのにー。
果たして、恋の三角関係の行方は…!
第5話の感想:マサオ(巴)を巡って桃地と高見沢の恋のバトルが開幕!
恋は人を変える。
高見沢という恋のライバルが現れたことで、桃地が開眼。堂々と高見沢に言い返し、恋の戦いを挑む。少しでも高見沢に勝とうと巴の母に料理を習いに行ったり……かと思えば、田中マサオ(巴)に向かってタンカも切っちゃう。そのあとに「やっちゃった……」と崩れ落ちるところも含めて桃地が愛おしすぎる。気持ちが暴走してしまいがち。止まらない想いに、桃地本人も持て余しているよう。
高見沢は高見沢で田中マサオ(巴)に対して必死。元夫の知識を活かして巴が好きな食べ物をお土産に買ってきて、巴が好きなお店を予約し、元担当編集者として巴と作品を守ろうと奮闘する。たぶん、高見沢はとっくに巴が桃地を好きだなんていうことに気がついている。だからこそ、桃地を遠ざけようとするし、がむしゃらなのである。
とは言え、巴の魂が別の人間(男性)に乗り移って……という話を編集部の人間が信じてくれるはずもない。高見沢の異変に編集部は頭を抱えるが、それでも彼を突き放したりしないのは、彼が有能で、編集部に必要な人間だからだろう。これまでの仕事ぶりがうかがえるが、そんな信頼までも投げ出して巴と一緒にいようとする高見沢……。なんというか、大切な人がいつまでもいてくれるとは限らない、なら、生きているうちに尽くそう、ということに気がついてしまった、という感じがしてちょっと胸が疼く。
2人の男に取り合われることとなった巴はというと、田中マサオの妻・帆奈美とすっかり意気投合。桃地が全然気持ちを分かってくれない! と愚痴り、お茶をして女子トークを繰り広げている(ヒロインの仲の良いポジションにMEGUMIさんがいると安心するのはなんでだろう)。
しかし、田中マサオ(巴)も呑気にはしていられない。作者逝去により連載は打ち切り、そして高見沢から情熱的なメッセージとキス。更には桃地がその現場を目撃……。どうなるんだ、三角関係。
田中マサオin巴の状況は長くは続かないはず。なんとなく、桃地視点での本来の巴の登場が増えているように思うんだけれど、それは気のせい?
巴の魂を愛し、生前とは異なる器ごと受け入れようとする高見沢と桃地。巴が生き返るのが一番だけれど、本来の肉体はもうない。マサオの肉体に、マサオの魂が戻ってくるのも、帆奈美や息子の優太郎にとってはベストだけれど、死のうと考えていたマサオの気持ちは癒されているのか。
一体、どんな結末が全員にとってハッピーなのか、考え出すと止まらない。
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