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2021年08月28日

<#家族募集します>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<#家族募集します>最終回まで全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


第7話ストーリー&レビュー

第7話のストーリー


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妻・みどりの思いを胸に、新しい絵本を作ることに決めた俊平(重岡大毅)。みどり(山本美月)が残したボイスメモからアイデアの欠片を集め、新しい絵本の構想に思いを巡らせていた。

一方、にじやは子供たちの夏休み真っ只中!
黒崎(橋本じゅん)がみんなで旅行に行こうと提案するも、蒼介(仲野太賀)はお店、めいく(岸井ゆきの)はバイトがあるため、全員での旅行はやむなく断念…。
すると、なんといつき(板垣樹)が「お父さんと2人で行きたい」と言い出し、黒崎は戸惑いながらも初めての父娘二人きりの旅行へ行くことに!
さらに、俊平と陽(佐藤遙灯)、礼(木村文乃)と雫(宮崎莉里沙)も4人で海に出かけることが決まり、それぞれの“家族旅行”へ出発!
一方、お留守番の大地(三浦綺羅)も、秘密の夏休み計画を立てていて…?

しかし、それぞれが夏の思い出作りを楽しむ中、思いがけないトラブルが発生。
特別な1日は思わぬ方向へ──。

第7話のレビュー

幸せな団らんにまた泣いてしまった。

夏休み中の「にじや」の子どもたち。子どもたちとしては「にじや」で過ごしているだけでも特別な時間だが、黒崎は旅行を提案。
(そういえば、先週も黒崎は「みなさんでどこかへ出かけないんですか」と聞いていた)
そんな中、娘のいつきは「お父さんと2人で行きたい」と言い出す。こういうときにどんな顔をすればよいのかわからない黒崎パパがいとおしい。

そして、俊平親子、礼親子も4人で海に出かけることに。めいく親子と蒼介は留守番だが、めいくの息子、大地は何か楽しい企みをしているよう。

海に到着した俊平たちはさっそく大はしゃぎ。一番はしゃいでいるのは俊平である。
一緒に暮らしているのもあって、礼親子と4人でいると本物の家族みたいだ。礼も笑顔が増えた。
離婚を決意し、吹っ切れたのもあるだろうが、俊平の前では特に笑顔が多い。頑なだった心をほぐしてくれたのが俊平だったからだろうか。

そんな4人の前に現れたのは、黒崎親子。もちろん偶然ではない。黒崎があらかじめ俊平に行先を聞いていたのだ。いつきと2人きりだということに、不安がいっぱいだったのだろう。不器用な人である。
いつきのほうがなんだか大人だ。おかげでだんだん黒崎の表情がほぐれてくる。
6人で写真を撮ろうとしたときも、大地が寂しがるかもしれないから、と別々に撮ることを提案していた。もしかしたら、こんなふうにどこででも気を遣って過ごしているのかもしれない。そういえば、「にじや」に初めて来たときも、ささやかなプレゼントを持ってきていた。
そういう優しさに、黒崎パパがもう気づいてくれているといいのだけれど。

一方、「にじや」に残った大地は銀治をひとり占め。お散歩いったり、銭湯に行ったり、お店の手伝いをしたり……楽しそうだけれど、大地はもちろん、銀治の穏やかな表情になんだか切なくなってしまう。

そして、蒼介とめいくも、大地を銀治に預けて、カラオケへと繰り出す。

それぞれで満喫する夏休み。みんなで一緒にいられないのは少し寂しい。でも、そんな寂しさも家族になった証拠だ。大人たちには、生きていれば辛いこと、悲しいことが少なからずある。そんな傷も、「にじや」にいることで癒しているようにも見える。
なんだか、ずっとは続かない、「にじや」が「人生の休憩所」のように見えるのは、夏の終わりの物悲しさがそうさせるのだろうか。

楽しい1日が終わろうとしていたころ、俊平のもとに大地から電話がかかってくる。
それは、銀治が倒れたという知らせだった。

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(C)TBS

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