2021年08月13日

『ジュゼップ 戦場の画家』感想 | 引かれた線の"あちら側"と"こちら側"について考える

『ジュゼップ 戦場の画家』感想 | 引かれた線の"あちら側"と"こちら側"について考える


『ジュゼップ 戦場の画家』作品情報

【あらすじ】
1939年2月。スペイン内戦の戦火を逃れた大勢の難民が南フランスに押し寄せる。フランス政府によって強制収容所に入れられた難民たちは、劣悪な環境の下で飢えや病気に苦しみ、監視役のフランス人憲兵たちはことあるごとに虐待を加えていった。そんな中、画家のジュゼップ・バルトリは、粗末な小屋の壁や地面に黙々と絵を描き続けていた。そんなジュゼップに、先輩憲兵たちの目を盗んで紙と鉛筆を与える新米の憲兵セルジュ。2人の間には、いつしか有刺鉄線を越えた友情が芽生える。ジュゼップにはスペイン脱出の際、離れ離れになった婚約者がいることを知ったセルジュは、再会を夢見る彼の切なる思いに触れ、恋人の捜索を手伝うが……。 

【予告編】


【基本情報】
監督:オーレル

脚本:ジャン=ルイ・ミレシ

上映時間:74分

製作国:フランス・スペイン・ベルギー

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