<和田家の男たち>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第2話ストーリー&レビュー
第2話のストーリー
→「和田家の男たち」画像ギャラリーへある日、和田優(相葉雅紀)のもとに結婚式の招待状が届く。差出人は3年前に「話がつまらない」という理由で優に別れを告げた元カノだった。
数日前に祖父の寛(段田安則)が「オンナにフラれた」と涙していたことを思い出した優は、寛と彼女・冬木亜蓮(草刈民代)とのなれそめを聞く。優はそのことを記事にするも、上司の三ツ村翔星(正門良規)から「ハイターゲットに向けた記事はいらない」とあっさりボツに!
元カノの結婚式に出席することに、寛と父の秀平(佐々木蔵之介)からアレコレ言われながら迎えた披露宴当日――優は会場で戸倉ほのか(宮澤エマ)と出会う。なんと、披露宴の途中にもかかわらず帰る、というほのかとともに会場を抜け出した優。自宅まで送ってもらう車の中で“マスコミ三世代”に感心され、「かっこいいお爺様とかっこいいお父様にもお目にかかりたい」というほのかに圧倒された優は、和田家に遊びに来たいという頼みを受け入れてしまう。
次の週末、和田家にやってきたほのかは、持ち前の知識と積極性で寛と秀平とあっという間に打ち解けた上、優に好意を示し、急接近するが…!?
第2話のレビュー
優(相葉雅紀)が翻弄され続けた第2話。視聴者側からすればモヤモヤが止まらない回でもあったと思う。諸々に触れる前にひとつ言いたいことがある。
キスシーンがあるなんて聞いてない!!!!!
ーーー
祖父・寛(段田安則)は相変わらず我が道を生きる!というタイプだ。第1話でフラれた話をしていた時は少し同情したけど、今回の話を聞いて掌をひっくり返したい。
たとえ言葉にして伝えられたわけではなくても、女性の立場から考えてみれば奥さんとの思い出の家で相手の息子と孫と同居なんて……「ありえない」と言いたくなるのがよく分かる。
祖父・寛は「去る者追わず」な男の意地(?)を貫くあたり、やはり発言の節々に堅物感が漂っている。とはいえ優の仕事について「記事の内容はくだらないが文章のリズムは良い」と少し歩み寄っている様子。やはりツンデレ……?
優の礼服を選んでいるときに言った「年相応は諦めた者の言い訳」という名言(?)も聞けたし、寛は良い人なのだろう。きっと。(だがご飯粒飛ばしまくるのは嫌だ)
祖父・寛のご飯粒こぼしまくるシーンのモヤモヤも、「相葉雅紀×スーツ」を拝めたことで一気に吹っ飛んだ。スタイルが良いのは周知の事実だけど、やはり足首見えているパンツがよく似合う……!(「ひみつの嵐ちゃん!」の「マネキンファイブ」での相葉丈のくだりを思い出した)
色んな服装が見られることも、このドラマのひそかな楽しみになりそう。
優と戸倉ほのか(宮澤エマ)が急接近してからの様子はもうヤキモキの連続。
THE 肉食系!積極的!を体現したようなほのかに翻弄されっぱなしの優。最終的にはフラれてしまったわけだが……そのフラれ方が辛すぎた。
「つまらない男」だと言われてギリギリのところで耐えていただろうに、趣味の刺繍も否定されて、見てるこちらの心臓が痛い。
優には彼に合った人と幸せになってほしいと思うと同時に、「翻弄される相葉雅紀」というのも悪くない……結構アリかもしれないと思ってしまった。37歳にして純粋さを残した人間の表現が光っていたと思う。視線の動き、表情の強張り具合などがキャラの心情にぴったりなのだ。
また2話は、優が家族の前で初めて感情を爆発させた回でもある。ずっと家族として上手くやろうと頑張っていた優が“怒り”を見せたのは、和田家が家族として少しずつ成長している証だろうか。
それにしても、普段のバラエティや今まで演じた役柄のイメージのせいか、相葉くんの怒りの演技は新鮮な気がする。しかもただの怒りの演技ではなく「家族の前でキレた経験がないと思われる人間の感情の爆発」だった。「優は幼少の頃から両親と親密なコミュニケーションを取れていたわけではない」と知っていても、怒りの演技で幼少の頃の環境がうかがえた。もっと色んな演技を見てみたい。
第2話もシリアス部分が結構重めだったり、優の母親についての情報が追加されたりと、やはりただのホームドラマではない。それでも、話の最後に3人で食卓を和気あいあいと囲む姿にはほっこりさせられる。
本当は幸せに食卓を囲んで絆を強めてほしいけど……来週からもシリアスとほっこりの緩急を楽しみたい。
※この記事は「和田家の男たち」の各話を1つにまとめたものです。
→元記事はこちら
→目次へ戻る
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
Copyright© tv asahi All rights reserved.