<和田家の男たち>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第6話ストーリー&レビュー
第6話のストーリー
→「和田家の男たち」画像ギャラリーへ路食品グループの代表・山路有美(かとうかず子)の失踪事件がワイドショーや週刊誌を賑わす。和田秀平(佐々木蔵之介)が総合プロデューサーを務める『フロンティアニュース』では、週刊誌の後追いはしない主義の秀平とスタッフの間で意見の対立が…。
そんなある日、秀平は数日前にデンタルクリニックで出会った女性・岸文子(堀内敬子)と再会する。実は文子は、以前に寛(段田安則)に関する「ワダカン、未だ衰えず」という記事を配信した『週刊アスタ』の編集長だった! 秀平が寛の息子だと知った文子から、『週刊アスタ』内の“家族の肖像”というコーナーへの登場を打診され、秀平は「ありえない」と一蹴するが、寛が勝手に取材を引き受けてきてしまう!
一方、ヘッドハンティングされ一時は別のネットニュース媒体に移っていた優(相葉雅紀)は、無事『バズとぴ』に復帰。さっそく“話題の町中華”の取材に出かけることになる。
寛から、駆け出しの頃によく行っていた中華料理店で毎日冷やし中華を食べていた、という話を聞いた優は、その店を取材することに。店を訪れた優は、ひとりで切り盛りする店主の幸子(梅沢昌代)の忙しそうな様子に、思わず手伝いを。優の取材をきっかけにとんでもない事態へと発展していく…!
第6話のレビュー
第5話で記事が炎上、失敗を経験した優(相葉雅紀)。第6話は優の成功体験が映し出されていた。
バズとぴに復帰し、取材先として選んだのは祖父・寛(段田安則)が昔通っていた、“冷やし中華しか出さない”という中華屋。が、取材しようと訪れた先で店主の幸子(梅沢昌代)が忙しそうに働いているのを放置できずに手伝いをするのだった。(そういえば、盆栽の取材先でも断りきれずに手伝いをしていた)
バズとぴに復帰したからといって、穏やかな日常が待っているわけではなかった。取材した中華屋の店主・幸子が倒れた。幸子からの苦しそうな電話で駆けつけた優は病院に付き添い、病院に現れた幸子の妹の存在によって第6話の物語は大きく動く。
幸子の妹は、失踪騒動で世間の話題になっている山路食品グループの代表・山路有美(かとうかず子)だったのだ。
有美は優を拒絶しようとしたが、優は去り際に有美と有美の夫を気遣う様子を見せた。後日、有美は失踪の真実を優の前だけで取材として語った。病院での有美は、失踪騒ぎによって気が立っていたことに加えて「記者」というワードに反応したため優を拒絶したのだろう。しかし、優の気遣いが有美の心をほぐしたのだ。
優は心優しく、少しお節介な性格だ。お節介な性格は時に悪い結果を招くこともあるだろう。だが、取材中の優の目は柔らかく、真っ直ぐだった。その真っ直ぐさは相手にきちんと伝わるのだ。
相葉雅紀は本当に真っ直ぐな役が似合うし、上手いと思う。「和田家の男たち」で演じている優も、本人自身も年齢を重ねて深みと経験が出ている。それでもなお、純粋で真っ直ぐな役が似合う。彼自身が積み重ねてきた雰囲気の好感さによるものなのだろうか。
ドラマは次回から最終章に突入する。個人的には週刊誌の編集長と交際をスタートさせた父・秀平の動向も気になる。(純粋に恋愛を楽しむタイプには見えないのだ)
※この記事は「和田家の男たち」の各話を1つにまとめたものです。
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