2021年、cinemas PLUS編集長が選ぶ<ドラマ満足度ランキング ベスト10>


第1位:大豆田とわ子と三人の元夫


ストーリー概要

大豆田とわ子はこれまでに人生で三度結婚し、三度離婚している。「あの人、バツ3なんだって」「きっと人間的に問題があるんでしょうね」
そりゃ確かに、人間的に問題がないとは言わない。だけど問題のない人間なんているのだろうか。

離婚はひとりで出来るものではなく、二人でするものなのだ。協力者があってのバツ3なのだ。そして今もまだ、大豆田とわ子は三人の元夫たちに振り回されている。何かとトラブルを持ち込んでくるのだ。

どうやらみんな大豆田とわ子のことが好きで嫌いなのだ。果たして、四人はそれぞれの幸せを見つけることができるのか?

本作の良かったところ

2021年1位というか、私の中での歴代ベストドラマです。「どういうドラマなの?」と聞かれると説明しにくいのがこのドラマのおもしろいところ。

英語だと「Towako's Diary」である本ドラマは、まさに主人公大豆田とわ子の日常をただ描いただけ。元夫たちが大豆田とわ子を「普通の人」と説明するのも今思えばしっくりきます。

でも、そのとわ子の日常を彩る言葉の数々がどんどん胸に響いてきます。

「人生に失敗はあったって、失敗した人生なんてないと思います」

「雑談はいらない、お土産もいらない。でも、好きな人との雑談は楽しいし、好きな人にお土産をもらうのも嬉しい。好きな人となら、紙コップで飲むワインも美味しい。」

「どこまで人から預かった荷物を背負い続けるつもりですか?」

「人の孤独を埋めるのは、愛されることじゃないよ、愛することだよ」

「上空からの夜景より、自分ちから見える風景が好き」

グサグサ心に突き刺さり、生きる支えになります。このドラマには本当に自分の人生に入ってきてくれてありがとうと言いたいです。

>>>【関連記事】「大豆田とわ子と三人の元夫」最終回までの全話解説/考察/感想まとめ


以上、独断ですが私の満足度ベスト10でした!

それではっ!

(文:柳下修平)

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