「ハレ婚。」第6話レビュー:HYDEが友情出演!一方、伊達家はゆず(柳ゆり菜)の妊娠でまたもやピンチ(※ストーリーネタバレあり)
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島崎遥香主演のドラマ「ハレ婚。」が、2022年1月16日放送スタートした。
「ヤングマガジン」(講談社)で2014年から2019年にかけて連載されたNON原作の同名漫画をドラマ化した本作は、日本で唯一の「一夫多妻制(ハーレム婚、通称ハレ婚)」が認められた街を舞台にした異色ラブコメディ。実家へ帰郷して“3人目の妻”となる主人公・小春を島崎遥香、すでに二人の妻を持ちながら小春にプロポーズする「ハレ婚夫」伊達龍之介を稲葉友、1人目の妻・ゆずを柳ゆり菜、2人目の妻・まどかを浅川梨奈が演じる。
本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「ハレ婚。」第6話レビュー
子どもができないという理由で伊達家を去ることにしたまどか(浅川梨奈)。龍之介(稲葉友)とまどかの過去を知った小春(島崎遥香)はどうにか二人の離婚を止めようとするが、まどかの意思は固く、家族4人が揃った最後の時間を過ごして去っていく。
「ハレ婚。」第6話では、そんなまどかに続いて、第一夫人・ゆず(柳ゆり菜)にも転機が訪れた。
生理が来ていないため、妊娠を疑った小春は検査薬を使うも結果は陰性。一方、ゆずのお腹には新しい命が宿っていた。家族が増えることに戸惑いながらも喜ぶ小春と龍之介。しかし、お母さんになるゆずはどこか心ここに在らず……。
翌日、ゆずが向かったのは見るからに悪そうな男の家だった。ジョー(小野塚勇人)と呼ばれるその男は、実はゆずの元カレ。今も頻繁にあっているようで、ジョーがゆずの妊娠を知り、「間違いなく俺の子どもだ」と断言していることからも二人は只ならぬ関係であることが分かる。きっとゆずが純粋に妊娠を喜べないのも、子どもの父親がジョーか龍之介か判断できないからだろう。
でも、何も考えていないようで、実は鋭い観察眼を持つ龍之介にはお見通しだった。ゆずの様子が気になって仕方がない小春に、龍之介は「ある男からゆずを奪った」と話す。その男こそ、ゆずが一度は結婚の約束までしたジョーだった。
高校生の頃から、口先ばかりでまともな仕事にもつかないジョーと喧嘩しながらも仲良く交際していたゆず。そんなある日、二人は鼻血を出して倒れている龍之介に出会い、ジョーは自らボディガードを買って出た。その代わりにと言って、ジョーはゆずと共に龍之介がまどかと暮らしていた家に転がり込んだという。
その後のことはまだ明らかになっていないが、何らかの理由でジョーが警察に捕まったことでボロボロになったゆずを龍之介は妻として迎え入れたのかもしれない。ゆずはそんな龍之介に恩義を感じているが、心の底ではジョーを忘れられなくて“不倫”に走ったということなのか。
サバサバとした性格でいつも気高く生きているゆずは、すっかりやつれた様子でまどかを頼る。それほどまでに彼女の心をかき乱してしまうジョーはどんな人物なのか。
一見どこがいいのかさっぱりわからない男だが、確かに妊娠中のゆずに「あったかくしろ」と着るものを渡したり、伊達家に突然現れてびっくりさせてしまった小春に素直に誤ったり、至るところで心根の優しさが見え隠れする。刑務所に入っていたのも、単純に悪いことをしてというわけではなさそうだ。
さて、第6話は本作の主題歌を担当しているHYDEの友情出演も見どころの一つだった。HYDEは今回、本人役で出演。龍之介の曲を気に入り、ツアーでのピアノ演奏を依頼するという設定だ。スマホの画面越しに登場したシーンは一瞬だったが、それでも圧倒的なオーラを漂わせる。
そんな一流も一流のアーティストと仕事ができるなんて、龍之介はきっとかなりの才能の持ち主なのだろう。でも一方で、過去に龍之介の元に届いていたという脅迫状が気になるところ。ジョーが警察に捕まったこととも何か関係があるのかもしれない。
(文:苫とり子)
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