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2022年02月09日

<ハレ婚。>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ハレ婚。>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】



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島崎遥香主演のドラマ「ハレ婚。」が、2022年1月16日放送スタートした。

「ヤングマガジン」(講談社)で2014年から2019年にかけて連載されたNON原作の同名漫画をドラマ化した本作は、日本で唯一の「一夫多妻制(ハーレム婚、通称ハレ婚)」が認められた街を舞台にした異色ラブコメディ。実家へ帰郷して“3人目の妻”となる主人公・小春を島崎遥香、すでに二人の妻を持ちながら小春にプロポーズする「ハレ婚夫」伊達龍之介を稲葉友、1人目の妻・ゆずを柳ゆり菜、2人目の妻・まどかを浅川梨奈が演じる。


cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・「ハレ婚。」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー



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東京暮らしで付き合った男性はすべて既婚者…。東京での恋と生活に疲れ切った前園小春(島崎遥香)は、故郷・北つばめ市へと帰郷する。そこで知らされたのは、父・哲郎(渡辺いっけい)が病に倒れ、実家で経営している喫茶店「ルパン」が、多額の借金を抱え閉店に追い込まれていることだった!

なんとしても喫茶店を守りたい小春の前に現れたのが伊達龍之介(稲葉友)という謎の男。「ルパン」の常連客という龍之介は、借金の肩代わりを申し出ると「幸せにするよ。結婚しよう」といきなりプロポーズ!しかし、彼にはすでに1人目の妻・ゆず(柳ゆり菜)と2人目の妻・まどか(浅川梨奈)がいた!?

実は、少子高齢化や過疎化の対策として、日本で唯一の一夫多妻制(通称・ハレ婚)」が認められた特区となっていた北つばめ市。町には複数の妻を持つ男性の姿も…。

「既婚者ハンター」と称されるほど、既婚者に苦しめられ続けた小春にとって理解のできないハレ婚制度。しかし、実家と店を守るために小春は3人目の妻となる決意をするのだが…!?

第1話のレビュー



累計発行部数260万部を突破する大人気コミック『ハレ婚。』が、ついに待望の実写ドラマ化。初回の放送からドキドキと笑いに満ち溢れたストーリーが超特急で進行していった。

日本で唯一、一夫多妻制度=ハーレム婚(通称“ハレ婚”)が認められた架空の田舎町・茨城県北つばめ市を舞台とした本作。既婚者に騙され続けた東京での暮らしに疲れた主人公・小春が伊達龍之介という謎の男にいきなり求婚され、あれよあれよという間にハレ婚に巻き込まれていく展開が面白い。

一方で、いかにも漫画的な設定だと思う人もいるかもしれない。しかし、そんな視聴者を置いてけぼりにしないのが小春を演じる島崎遥香の“コメディエンヌ”としての才能だ。



帰郷して早々、父・哲郎(渡辺いっけい)の経営する喫茶店「ルパン」が多額の借金を抱え閉店に追い込まれていることを知った小春。そんな時、喫茶店の常連客である龍之介(稲葉友)から借金を肩代わりする代わりに結婚してほしいとプロポーズされる。しかし、彼はハレ婚の利用者で、既に二人の妻がいたのだ。

一夫一婦制が当たり前となっているこの国では、多くの女性がハレ婚なんてとんでもない!と思うだろう。そんなの男性が得するだけで、女性には一切メリットがないじゃないかと怒りすら覚えるかもしれない。

小春も例に漏れず、全力で龍之介からの申し出を拒否。ただ、実家であるお店は何が何でも守りたい。そんな小春の揺れ動く様を島崎遥香はあくまでもコミカルに演じていた。みんな何故かハレ婚を受け入れている中で、小春のオーバーリアクションが理解できない人たちの気持ちに寄り添ってくれる。



また、「お金だけもらっちゃえばよくない?」と小狡い一面を惜しみなく見せてくれる小春はヒロインとしてとても親しみやすい。しかし、そんな小春の甘い考えをすぐさま見抜いてしまうのが龍之介だ。

龍之介はそのビジュアルだけでなく中身も相当変わり者だが、誰よりも頭が切れる。ふとした瞬間に見せる不敵な笑みがミステリアスな魅力を放っており、他に妻がいてもいいと思う女性がいても不思議ではない。行動も大胆不敵で、小春の両親が抱える借金を返すため、すぐさま豪邸を売り払ってしまうところも潔くてかっこいいと思ってしまう。



小春は責任を取って龍之介との結婚を決意し、あれほど嫌がっていたハレ婚に身を投じていくわけだが……第1夫人と第2夫人がこれまた個性的で行く末が案じられる。

感情的になると茨城弁が出る、見た目がギャルのゆず(柳ゆり菜)はこざっぱりとした性格で小春とも分かり合えそうだが、問題は2人目の妻・まどか(浅川梨菜)だ。妖艶な雰囲気を放つまどかは心酔している龍之介に忠実だが、本当は第3夫人として小春を迎えることにどう思っているのかがイマイチ掴めない。

タイプが大きく異なる4人がどのように共同生活を営んでいくのか。また、なぜ龍之介は「可愛いだけの女」と思っている小春に執着するのか。異色のラブコメディから目が離せない。


※この記事は「ハレ婚。」の各話を1つにまとめたものです。

→元記事はこちら

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