【Netflix韓国ドラマ】2月から配信の5作品が最高なので観るべき
年が明けてしばらくした頃、解禁になった新作ドラマの情報を見ながら思ったのはそんな偉そうなことではなくて、
「韓国ドラマが今年も私の感情を豊かにしてくれる……」という圧倒的な期待だ。
昨年から世界中で大ブームを巻き起こしている「イカゲーム」や「今、私たちの学校は…」に続けとばかりに、次から次へと素晴らしい作品が生み出されている。
特に2月は凄かった。2022年が始まって2か月しか経っていないのに、既に年末の賞レースにノミネートされた作品ばかりを観ているような気分だ。
大豊作だった2月。まだ完結していないものから全話配信済のものまで、5作品を紹介しよう。
二十五、二十一
あらすじ
1998年、国内が歴史的な経済危機で混沌としていた時代、18歳だったナ・ヒド(キム・テリ)は22歳だったペク・イジン(ナム・ジュヒョク)と出会う。ヒドは大好きなフェンシングで、憧れの選手のライバルになることを夢見て努力を惜しまない。一方、父親の会社の倒産で家族がバラバラになったイジンは、厳しい現実に打ちひしがれながらもヒドの正直でまっすぐ突き進む姿に救われていた。
これは、22歳と18歳の2人が、25歳と21歳になる年の成長と青春を描いたドラマである。
時代に抗い闘うキム・テリと、時代の波にのまれて翻弄されるナム・ジュヒョク
ハマり役とはこういうことかと、主演の2人を観ていて感じる。ヒドという少女のはつらつとした予測不能な行動と何度負けても挫けない不屈の精神は、キム・テリの持つどこかミステリアスな幼い顔立ちと清廉なイメージが絶妙な納得感をもたらしている。
韓国でも放送前までは、現在31歳の彼女が18歳の役をやるのは無理があるのでは?という意見も見られたそうだ。しかし全く違和感はなく、むしろ彼女でなければ演じられないと思わせるほどである。
「ミスターサンシャイン」で見せた勇ましい義賊然り、キム・テリの演じるヒドは見ているだけで励まされる、そんな少女だ。
イジンを演じるナム・ジュヒョクは、188cmの長身と爽やかな筋肉を持つモデル出身のイケメンなのだが、ひとたび“他人から非難されて萎縮しうろたえる演技”をしたら、たちまち小動物のように見えてくるから凄い。本当に可哀想で見ていられないほど、小さく弱く感じてしまう。
また、彼の一見頼りなさそうに見えるキョトンとした顔と雰囲気は、イジンのセリフと行動によってより効果的に作用しているように見える。そこにギャップが生まれているのだ。
実は誰よりも強くあろうともがき、大人になろうと振る舞う姿がイジンという青年に深みを与え、見た目とのギャップに魅了される。
ヒドとイジンが出会い、お互いの名前を呼び、恋をするまでの数年間。
彼らはどんな成長を遂げ、どんな青春を送り、一体どんな結末が待ち受けているのだろうか。是非最後まで見守りたいとおもう。
そしてなぜか未だにNetflixのランキング上位に浮上してこないこの名作を、みなさんにも見届けてほしい。
→「二十五、二十一」Netflix配信ページ(全16話/配信日:土日)
気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!
あらすじ
気象庁の本庁予報室で最年少女性課長として奮闘するチン・ハギョン(パク・ミニョン)と、予報は絶対に外さないと豪語する若手のイ・シウ(ソン・ガン)。異なる性質の2人が同じような傷を作って出会い、仕事にも恋にも奔走する社内恋愛ドラマ。
ちょっと子どもっぽくなった「わかっていても」のソン・ガンと、微妙に隙のできた「キム秘書は一体なぜ?」のパク・ミニョン
決して交わることのない2つのドラマから、それぞれの主役2人が別のドラマを作ったら……そんな夢の共演が成立したかのような序盤だった。「わかっていても」のジェオンを彷彿とさせるキスシーンと、前髪を下ろした幼い雰囲気で空を見上げる純粋そうな笑顔のギャップが、ソン・ガンの魅力をまたさらに増やしている。
また、「キム秘書」にも負けないくらいバリバリのキャリアウーマンな装いと同時に、ほだされやすく流されやすく、少し自信のなさげな雰囲気を醸し出すパク・ミニョンには、その現実離れした美しいお顔にも親近感を覚えてしまう。
蓄積されたデータと知識で明日の天気を予報しても、必ず正解を出せるわけではない。
同じように予測ができない人生を正解にしていくには、自分の選択を信じるしかない。
2人の選んだ先にどんな未来が待っているのだろうか。最終話まで見逃せない。
→「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」Netflix配信ページ(全16話/配信日:土日)
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