<徹底解説>バットマンの魅力:過去作品から紐解く人気の"謎"
<徹底解説>バットマンの魅力:過去作品から紐解く人気の"謎"
過去作は何本あるの?
バットマンが登場する映画は数多く存在しますが、バットマンが主役を務めた代表的な作品は、過去に7本作られています(TVシリーズの映画版、他ヒーローとの共演作、外伝作品などは後述)とりわけ、シリーズの中で人気なのはティム・バートン監督などがメガホンをとった90年代版4作品と、クリストファー・ノーラン監督が手がけたダークナイト3部作です。
これらの作品に登場するバットマンは、誰もが目にしたことがあるはず。
ここからは、バットマン初期の代表作4本を紹介します。
初期4作品
バットマン
ティム・バートン監督が手がけた初のバットマン映画。
プレイボーイの大富豪・ブルース・ウェインが、ダークヒーローとして悪と戦う物語が描かれます。
本作では、ティム・バートン監督らしいダークな世界観が印象的です。 薄汚れたゴッサムシティの街並みと奇抜なヴィジュアルの狂人・ジョーカー(演:ジャック・ニコルソン)は、一度見ると忘れらないほどの衝撃。
また、バットマンを演じたマイケル・キートンは、本作を機に世界的な有名俳優になり、近年ではこの役柄を踏まえた配役が続いています。
過去に人気ヒーローを演じた落ち目の役者を演じた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』や、空飛ぶ悪役として登場した『スパイダーマン:ホームカミング』、公開が予定されているヒーロー映画『ザ・フラッシュ』では、バットマン役を再演することも発表されています。
バットマン リターンズ
前作に続き、監督:ティム・バートン × 主演:マイケル・キートンの布陣で制作されたシリーズ第2弾。
本作では、町を恐怖に陥れる悪役・ペンギンとキャットウーマンが登場します。
両親がおらず、下水道で孤独に育った異形の存在・ペンギンの描写には、監督の他作にも通ずる変わり者に対する愛情を感じられる部分も……。
バットマンという男性ヒーローに対して、女性ヒーロー・キャットウーマンの活躍を意識的に描いている部分は、今だからこそ再評価されるべきでは?
バットマン フォーエヴァー
ティム・バートン監督の世界観を引き継ぎ、ジョエル・シュマッカー監督がメガホンをとった第3弾。
バットマン役はヴァル・キルマーが務め、最新作にも登場する悪役・リドラーをジム・キャリー、トゥー・フェイス役をトミー・リー・ジョーンズが熱演しています。
本作ではバートン版に対し、ポップな色合いの衣装やセット、コミカル要素の強い悪役の演技が特徴的です。
バットマンの相棒となるロビンも登場し、教える立場となったバットマンの奮闘や、ヒロイン・チェイス博士(演:ニコール・キッドマン)との間で自身の二面性に揺れる主人公の葛藤が描かれています。
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲
ジョエル・シュマッカー監督が続投した第4弾。
本作では、ジョージ・クルーニーがバットマン役、凶悪な敵・Mr.フリーズをアーノルド・シュワルツェネッガーが演じるなど、映画ファン垂涎の豪華キャストとなっています。
第18回ゴールデンラズベリー賞の最低作品賞にノミネートされるなど、不名誉な評価も多い本作ですが、個性豊かなキャラクターの出演には大注目。
前作に引き続き、バットマンの相棒・ロビンほか、新たな仲間・バットガールも登場。
ポイズン・アイビーやベインなど、原作コミックで人気が高い悪役たちがバットマンたちに襲いかかります。
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