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「持続可能な恋ですか?」第2話:”サム”な関係から一歩踏み出す勇気と覚悟、それさえあれば誰も苦労していない。


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上野樹里主演のドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」が2022年4月19日にスタートした。

本作は、上野演じるヨガインストラクターと松重豊演じる妻に先立たれた父がともに婚活にチャレンジするオリジナルラブストーリー。「ダメな私に恋してください」「初めて恋をした日に読む話」などを手掛けてきた吉澤智子が脚本を担当する。共演は田中圭、磯村勇斗、井川遥ら。

本記事では、第2話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。


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「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」第2話レビュー


“婚活”と言われると少し時代遅れなような気もするが、”父娘ダブル婚活”と言われると非常に先進的で新鮮に感じてしまうのはなぜだろう。

父・林太郎(松重豊)に連れられ婚活パーティーに参加した杏花(上野樹里)。
このパーティー会場で、杏花が密かに思いをよせるシングルファザーの晴太(田中圭)とエンカウントするだけでなく、幼馴染の(磯村勇斗)と18年ぶりの再会を果たすことになる。

すっかり大人になった二人だが、どうやら颯は杏花への恋心が色褪せていない模様。
杏花のヨガレッスンを受けに来たり、ご飯に誘うなど積極的なアプローチを開始する。
「俺とは禁断の好きなもの食べに行こ?」にはやられた。完全にやられた。

杏花に想いを寄せるのは颯だけではない。
結婚相談所の”お見合いAI”でマッチングした語学堪能でハイスペックな男性・瀬川(シソンヌ じろう)から、とんでもない飛び火を受けることになる。ダムとヨガの共通点には笑ってしまった。

颯と手をつないでいるところを目撃し、「普通友達と手つなぎます?」「本当はこの人サクラなんじゃないですか?」と怒り狂う瀬川。
加えて、2年で58人に振られたという瀬川は「なんで僕じゃダメなんだよ」と嘆きはじめる。

「条件は人並み以上。服装にだって気をつけてる。僕はそんなに市場価値が低いのか?相手のランクだって下げてる。」

……もう…そういうとこやぞの一言……。
婚活市場に転がってる優秀人材は、取り返しのつかない歪みを抱えてしまっているから厄介だ。
と思いつつも、瀬川の哀れな姿を見て胸がギュッと苦しくなってしまった。みんなただただ、幸せになりたいだけなのに。

当の杏花は、想いの矛先は100%晴太に向いている。
人生のパートナーとして晴太を求めるも夢破れた杏花と、「友達になりませんか」と申し出てしまった晴太は、事あるごとに“友達”と声に出して確かめ合う。
うーん、もどかしい。もう、押し倒しちゃえばいいのに! と思うも、杏花がそんなタイプではないことは視聴者が一番わかってる。

一方、腰を痛めた林太郎は、婚活パーティーで一目惚れした明里(井川遥)と医者と患者という立場で再会。
自身の整形外科医を開業した明里は、正直一人で生きていくことはイージーモードだ。だからこそ今なら、”好き”というピュアな気持ちだけで結婚できるのではないかと考える。

そう。そうなんですよ。結婚って、本来はそういうもんなんですよね。

「結婚って、しようと思ってするものなんですかね」
「その人に必要な時期に必要な出会いがあるって奇跡を信じてみたいなって」

結婚という過程の本意に気付かされる名言たち。今週のじぞ恋MVPは明里に送りたい。


林太郎がよく話す”相性”の話についても、深く共感してしまった。
好きなタイプにおいて、”価値観が合う人”とか”趣味が同じ人”とかよく言うけど、相性がいいからうまくいく、とは限らない。
実際、林太郎と亡くなった妻・陽子(八木亜希子)も、趣味もなにもかもまるで合わなかったらしい。
価値観が合う人がいいとは思うけど、実際に好きになる人は価値観が全然違う人だったりする。違いを受け入れられる人こそが、人生を添い遂げられる相手なのかもしれない。


さて、一つ気になるのは、晴太の不審な動きだ。
息子・虹朗(鈴木楽)が寝静まった夜、安奈という女から「今度の休み、お泊りOK」というメッセージが。
そういえば、「近くに実家があるとお子さん預けやすくていいですよね」という杏花からの言葉にどこか曇った表情をしていた晴太。なるほど、繋がってきた。

レッスンの帰り道、バス車内から晴太を見かけた杏花は、会いたい気持ちの一心で晴太の元へ向かう。
……これは、嫌な予感がするぞ……と思いきや、案の定杏花の目の前に現れたのは例の女・安奈(瀧内公美)。まだ何者かわからない状況だが、この謎な女ポジションを瀧内公美が演じること、見事なキャスティングに拍手したい。

安奈は、晴太の恋人なの?いやいや「息子第一」と公言している晴太に恋人がいるだなんて。恋人と匂わせておいて、姉か妹?もしくは……元奥さんだったりして?


杏花が晴太に送りかけた「友達、しんどいです。」の一言に、感情は大爆発。
その一文を送ることができたら、なにかが変わるかもしれないのに。

”サム”から一歩踏み出すには、”サム”になる以上の勇気と覚悟が必要だ。

ーーサム【some】
英語の”something”に由来する造語で、付き合う前の互いに相手が気になっている段階の事を言う。


(文:桐本絵梨花)


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