「恋マジ」第7話:純のキレ芸と思いつきにウンザリ…だが店は回った
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広瀬アリス主演の月10ドラマ「恋なんて、本気(ほんき)でやってどうするの?」(#恋マジ)が2022年4月にスタート。
“恋なんて、人生のムダ!”と宣言する27歳こじらせ女子・桜沢純を演じる広瀬は、今作がなんとプライム帯(午後7時~11時)ドラマ初主演!さらに、“来る者拒まず去る者追わず”の危険なイケメン・長峰柊磨役にはSixTONESの松村北斗。純と柊磨を含む“恋に本気になれない”6人の男女が、人生最大の“本気の恋”に落ちていく群像ラブストーリーが始まる!!
本記事では、第7話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「恋なんて、本気でやってどうするの?」第7話レビュー
要(藤木直人)の過去がネットに書き込まれているのを知った純(広瀬アリス)・響子(西野七瀬)・アリサ(飯豊まりえ)。そのせいで店の客はぐっと減っていた(前回はオペレーションにより行列だったのに差が激しいな)。純は柊磨(松村北斗)のところへ行き突然「何で言わなかったのよ!」とキレる。だからなんでだよ。
「店のことだし要さんのプライベートなことでもあるし……」と柊磨の言っていることは至極まともだし、彼が人に頼れないタイプなことは知っているはずだ。だが純は「柊磨のことでもあるでしょ!!」とキレている。そして「何すればいい? 助けるから」と言い出す。仕事のこと、そう軽々しく助けられると思ってるのもどうなんだろう。
ただここで「怒ってるね~」と優しく声をかける柊磨はとてもよかった。
会社で職人さんが生産が追い付かないというのに「土日に稼働しても無理ですか」と言ってるし、自分ならまだしも人の休日稼働をサラッと提案するな……!
さらには、社長がインタビューされているのを見て「要さんを取材してもらいましょう。要さんの数奇な人生を公表するんです」「今のお店は最悪な状況です。失うものはないんです」と言い出す。何言ってんだこいつ。浅はかすぎる。
事業で失敗したのと自ら犯罪を行ったのはかなり違うと思うんだが……そしてそんな取材をしたがる媒体、あるのか? 純の情緒不安定さは知っているはずなのに毎週びっくりさせられる。わかっていても新鮮な驚きをくれているのは、ある意味すごい。
だがこれはドラマ。取材陣が訪れ、要・柊磨・克巳に「イケメン3人組ですね~」などと声をかけて和やかに進む。茶番……!
あと「うちの食器提供しますから」とも言っていた。もちろん有名な食器メーカーなのだろうけど、それを社員の一存で決められるのか。食器を使ったからといって、客足が望めるのか……なんならミステリードラマよりも謎が深まる。最終回までに謎が全て解けるといいのだが。
一方、柊磨は父に「この店を買い取らせてくれないか」「売上あげてお金は払う」と言い出す。かかるお金がかなり高額だが、本当に大丈夫なのだろうか。
そんなこんなで6人で力を合わせ、リニューアルした店は大盛況。お客さんは「シェフを呼んでくださる?」と要を呼び出す。なんというイージーゲーム。
専業主婦の響子はともかく、純とアリサの本職はどうなってるのか心配になってしまう。克巳にいたってはこのつぶれるかもしれない店のためにバイトを辞めてしまったらしい。本当にいいのかそれで。
また前回現れた柊磨の母・真弓(斉藤由貴)は、ギャンブル依存症で入っていた施設を抜け出してきたらしい。しばらくここにいたいと柊磨の家に住むことに。真弓への優しい対応を見ていると、柊磨の女性への接し方はここで身についたたのか……と妙に納得してしまった。苦労してきたんだなぁ。
「店のお金は使わない」「店の酒は飲まない」ことを約束させていて、そういったことまでしていたお母さんなのだなということもわかる。
柊磨が真弓にみんなはお母さんとは全然違う! と他の人たちを褒めるシーンで最後に純のターンになり放った「純がいないとなんにも回らない」は、今回のベスト(ワースト)オブ理解に苦しむで賞だった。ごめん、どのへんが???
真面目にわからないし、今まで要と柊磨でまわっていた店は何だったのか謎だし、これから経営していこうというのにそれでいいのか柊磨……と思ったが、まあうまくいったのはよかった。
真弓とオーナーが鉢合わせしオーナーが「あいつはお前のせいで思い通りにいかない人生だったんだから邪魔するな」と言っていたが、ギャンブル依存症の母親のところに子どもだった柊磨を置いてきたのもどうかと思うしどっちもどっち。柊磨はこの二人に振り回されて苦労してきたのだな。
純の髪飾りを嘘ついて捨てた真弓も、自分が壊したブレスレットを見つけ「熱したらくっつくかな?」 と言い出す純(まず謝らないのか)もまわりを振り回すタイプ。柊磨が幸せになるにはやはり純じゃないほうがいいような気がしてしまった。
克巳のためにパパ活相手と別れようとしたアリサだが、俺のこと財布として使っていいから! とすがられる。その様子を撮るシャッター音がし、嫌な予感がしていたが、「妻がアリサを訴えて慰謝料を請求すると言っている」という連絡がくる。これはヤバいのではなかろうか……。
また、要のインタビュー記事を一人じっと眺めていたのはなんとノリノリノリカ……じゃなくて藤原紀香だった。一体どんな関係が……?
(文:ぐみ)
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