「やんごとなき一族」第7話:泉(佐々木希)はメンヘラヤバ女だった…美保子もびっくり
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土屋太鳳主演・松下洸平共演の木10ドラマ「やんごとなき一族」が2022年4月にスタート。
原作は講談社『Kiss』で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公が、理不尽な一族のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫とともに真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”をお届けします。
本記事では、第7話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「やんごとなき一族」第7話レビュー
泉(佐々木希)、このままいい人で終わるわけないとは思っていたが、ここまでだったとは…
佐都(土屋太鳳)が妊娠し、圭一(石橋凌)も久美(木村多江)も大喜び。
突如現れた松子(柴田理恵)らお世話3人組には笑ってしまった。
だが”深山家の子”を産む母として、ベビーグッズの買い物も許されないような安静を強いられる。
前回愛人の子だと発覚した美保子(松本若菜)への、圭一の当たりはひどいものだった。佐都はそれを咎めるが、美保子は「これからが本当の地獄」と言い捨てて去って行ってしまう。
前回のラストからどうなる事かと思ったが、美保子が意外と元気そうで安心(?)した。明人(尾上松也)は姿をくらませてしまったようだが……。
目元パックをしながら。泉の父・立花隆(篠井英介)が環境大臣に就任したというニュースを観た美保子。何かをたくらみ笑う様子はタヌキのよう。
後日呼び出した相手は、やはり泉(佐々木希)だった。
まだ間に合う、健太(松下洸平)を手に入れるなら今と焚きつけるが、泉は「恐ろしいことをおっしゃらないで」と拒否。美保子は「かまととぶりやがって」と毒づく。
だが佐都が妊娠したと聞いた泉は、なにやら様子がおかしい。
突然自宅に押しかけ「まだ健太さんの出張の準備してないの? かわいそう」と言い、勝手に健太のパンツなどを用意し始める。
帰宅した健太に説明するも「むっず!あのひりついた空気説明すんのむっず!」と内心で思う佐都。確かに、これまでの泉の行動からは考えづらいことだった。
しかし、これを皮切りに泉の暴走が始まった。
健太の出張先の温泉(混浴)に突然現れ一緒に入り、長時間温泉に出入りして湯あたりした健太のルームキーを盗み、休んでいる間に部屋に忍び込んた。
健太のスーツケースが入るように写真を撮ってSNSにアップしたほか、健太が起きると添い寝しており、キスしてきて告白してきた。
佐都から電話がかかってくるも「出ないで 私だけを見て」と阻止、
「失敗してもやり直せばいいって教えてくれたのは健ちゃんだよ」
匂わせ女やないか……!? と思ったがそれどころではない展開にあ然としてしまった。
帰宅した健太の顔を見て「ほんとに嘘つけないね」と笑う佐都。
さとけんた、強い……! しかしキスからの告白にはさすがの佐都もドン引き。
さらに鬼LINEからの電話、LINEの内容は思い込みが激しすぎて、もう完全にちょっとおかしい人……。
泉「夫の電話に出るなんて非常識ですね」
佐都「非常識ってどっちがだよ」
佐都、圧倒的に正しい……!
「健ちゃんわかってるよ、本当は私に未練があるんだよね」と、何を言われても聞く耳を持たない泉、めちゃくちゃこわい。さらに彼女は翌日、深山家の食事の場に現れた。
「佐都さん 今までありがとうございました。私の代わりは荷が重かったでしょう、もう大丈夫ですから」とまで言い出す。
圭一は、佐都を追い出したかったために泉の申し出を許可したのだ。有沙の件でこの人にも人情が? と思ったのは気のせいだったようだ……。
さすがに怒った健太に「お父様も期待してくれてるのよ、私はみんなの幸せを考えて行動してるだけですわ」と言うが、きっぱりと断られ「何がみんなにとっての幸せか、もう一度考えてくれ」と言われてしまう。
健太はこれでわかってくれたと思っていたようだが、人が良すぎるよ、甘いよ……
そこへ現れた美保子。泉に向かって「まあひどいお顔! 綺麗事言ってたくせに滑稽ね。この前のことは水に流して 手を差し伸べてあげますわ」と言うが、その手を握ってネイルの禿げを指摘「手助けなど不要ですわ」と笑う泉。
「イッちゃってるぅ」と、あの美保子に言わせるほどのヤバさだ。
ここ、松本若菜さんのアドリブらしい、さすが面白い……!
ヤバさは泉のほうが上だけど、やっぱり美保子は面白いな~。
今回は美保子の暴走が控えめで、ちょっとさみしさを感じてしまう自分がいた。
キスを禁止されたさとけんたの「もう少しがまんがまんがまん」とおでこと鼻をくっつけるのがとてもよかった……!
父母教室に訪れた健太に突然電話してきて「今すぐ父と話して」という泉。来なければ佐都の実家がある商店街の計画を白紙にするという。父親も「佐都と別れて泉と結婚しなさい。そのほうが有益だしパーフェクトだ」「そうしないなら商店街の話はなしにする」と言う。なんて卑怯……! っていうか父娘そろってメンヘラかよ……。
きっぱり断る健太、さすが! それでこそ健太!
心労がたたって倒れてしまった佐都のところに圭一がきて「邪魔だ」「子供は連れて行っていいから健太と別れろ」「泉と佐都とでは家も学歴も何もかもが違う」と言う。ほんと最低。
たまたま廊下で聞いていた母・良恵(石野真子)。あまりのことに圭一に噛みつき、出て行ってくださいと言う。そしてやってきた健太に「佐都と別れてください」と言うのだった……。
どうなる、さとけんた!?
(文:ぐみ)
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