「元彼の遺言状」第10話:綾瀬はるかの怒号!「ふざけたこと言ってんじゃないわよっ!!」が強烈にシビれた!
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綾瀬はるか、大泉洋主演の月9ドラマ「元彼の遺言状」が2022年4月11日より放送スタート。
金に目がない敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)。ある日、大学時代の元彼・森川栄治(生田斗真)が亡くなったとの知らせが入る。自室で亡くなっていた栄治を発見したという男性・篠田敬太郎(大泉洋)から「僕を犯人に仕立て上げてほしい」と、驚きの依頼が。なんと、栄治は「僕を殺した犯人に全財産を相続させる」と遺言を残していたのだ。
本記事では、第10話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「元彼の遺言状」第10話レビュー
篠田(大泉洋)が犯人とされていた「十ヶ浜強盗殺人事件」の裁判がはじまった。
秘策がありそうでなさそうな麗子(綾瀬はるか)だったが、法廷に立つと水を得た魚のように、次々と難問を紐解いていった。
830円のタクシー代が今回の事件の鍵だった。
証言台に立ったレストランの従業員、美月(成海璃子)に「彼の人生はあなたの掌の中にある」と揺さぶりをかけた麗子。
これまで事件について多くを語らなかった美月に真相を語らせた。
事件の当日、外のベンチで寝ていた篠田にスカーフをかけたのは美月だとわかった。
しかも、美月は篠田に借りたタクシー代830円を篠田のポケットに返していた。
これで篠田が事件には関係がないと立証された。
結局は住人たちが全員で事件の犯人である高瀬医師(東根作寿英)をかばっていたことがわかった。
これまで住人の命を守ってきた高瀬は村には必要だが、天涯孤独な篠田はそうではないと判断した住人たちは、全員で篠田に罪をかぶせていたのだった。
「あんたさえ戻ってこなかったら……」
「先生はこの町に必要な人間だったんだ」と、本音を吐露した住人たち。
それに対して麗子は
「ふざけたこと言ってんじゃないわよっ!必要のない人間なんていない。篠田は私にとって必要な人間です!」
と怒鳴った。
これには
「綾瀬はるかの長いセリフ、圧巻なんだけど。さすがだね」
「 裁判所のシーンのスピード感。引き込まれた。はるかちゃんの演技、やっぱり凄いな」
「 麗子ちゃんのぶちギレぐあいカッコ良かった最高!」
熱のこもった綾瀬の演技に視聴者もSNSで大きく反応した。
6年間、田中守という名前を封印し、名前を何度も変え透明人間として生きてきた篠田。
篠田の存在は住民全員に軽視されていたことがわかる。
こんな理不尽な話しはない。
麗子の言う通り、身寄りがないとか、天涯孤独なんて関係ない。
必要のない人間なんてこの世には存在しないのだ。
ドラマは後半になってから息を吹き返したかのように面白くなった。
エンジンをかけるのがもう少し早ければもっと話題になっていたかもしれない。
残すところあと1話。
個人的には今回の第10話が最終回でもよかったのでは? と思うが、それは第11話を視聴してからだ。
次週を楽しみに1週間、過ごそうではないか。
(文:駒子)
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