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2022年06月23日

<やんごとなき一族>松本若菜が魅せる、唯一無二の松本劇場

<やんごとなき一族>松本若菜が魅せる、唯一無二の松本劇場

第4話:つねる・ものまね・歌…美保子の芸オンパレード回


明人に健太の仕事が取られ、圭一からの無理難題にさとけんたが走り回った第4話。明人・美保子夫妻は、徹底的に2人の邪魔をした。

明人の腕をつねったり、おでこをぐりぐりしながら焚きつけたほか、佐都をドブネズミ呼ばわりしてネズミの真似をする、(さとけんたを)潰す! と言いながら、水牛のチーズのようなものを手で握りしめて潰す。「さっちゃんがね~♪」と佐都に向けた嫌がらせを歌い出すなど、絶好調であった。


©フジテレビ

もう、毎回美保子が何をするのか楽しみになってしまっている自分がいた。

第5話:ついに明人が覚醒し大暗躍だが、内面も垣間見えた


はじめはあからさまな嫌がらせをする美保子に引いていた夫・明人が、ついに覚醒して自発的にさとけんたとの対立を始めた。三兄弟の妹・有沙(馬場ふみか)のお見合い話が持ち上がり、実は彼氏がいるため逃げ出した有沙をかばうさとけんたをつけて彼氏を脅し、夢にはお金が必要だろうと買収する。

美保子は指パッチンからの目つぶしピース、連れていかれる有沙を止めようとする佐都を「えええ~い」と腕で止める。指でハートを作りパカッと割るなど、相変わらずの芸達者っぷりを見せつけた。

有沙を車で連れ戻す車中、後部座席で並んだ有沙に私たちは幸せなんだと言い聞かせる美保子の様子から、彼女なりの苦悩や今の美保子になった理由が垣間見えるようで心に残った。



©フジテレビ

だが、圭一から有沙の結婚イベントの進行を任され、大喜びで「幸せなら手を叩こう(パンパン)」と歌い手を叩く様子はもはや通常運転だった。

第6話:佐都を陥れようとするも失敗、屈辱のゴリラ拍手

前回の騒ぎが嘘かのように、有沙が婚約。婚約のお祝いにお茶会をすることになった深山家。マナーを知らない佐都に何もしないようにるが、八寿子の提案で佐都がお点前をすることに。佐都に恥をかかせてやろうとした美保子は、佐都の母・良恵をサプライズで呼ぶ。

お茶会当日、いきなり佐都に対して「お母さんなあにお母さんていい匂い……におうわ」を歌い出す美保子(におうわって失礼だな……)。

「普段着」と教えて洋服で着た良恵を笑いものにし、自分がフォローすることで点数を稼ごうという、あくどい魂胆だった。

マナーを知らず笑われる良恵だが、別の客に教えてもらいつつ「マナーとは思いやり」と気づいた良恵が教えられていないマナーを自力で披露。すると、会場の雰囲気は一変し、拍手に包まれた。拍手せざるを得ない空気になり、美保子はいやいやながらゴリラのような拍手をしていて笑ってしまった。

そしてこの回のラスト、美保子に関する衝撃の事実が判明する。
美保子の実家の和菓子屋は、愛人とその娘によって乗っ取られ、元の奥さんは今も心を病んでいるというのだ。

つまり……美保子は愛人の子だったのだ。

今まであれだけ佐都を庶民と馬鹿にしてきたのに、自分も同じだったとは。ならば佐都に優しくしてくれても良かったのではと思うが、自分がいろんな手を使って這いあがってきた世界に、なにも苦労もせずに飛び込んできた佐都が気に入らなかったのかもしれない。

生まれつきのお金持ちにしては野心が強いという性格にも頷ける。

「まわりに見下されながら、血のにじむような思いをしてここまできたのになんで?」と泣く美保子が、少しだけかわいそうだった。


この回の松本劇場は少し様子が違い、動画内に彼女が何人いるか見つけるものに。


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